世界中を巻き込む大論争！ 『メタルギアソリッド』パチスロ化の「価値」とは？

「パチスロ『メタルギア ソリッド スネークイーター』公式サイト – KPE」より

　6月1日コナミグループのKPEより『パチスロ　メタルギアソリッド　スネークイーター(METAL GEAR SOLID SNAKE EATER)』のPVが発表された。

『メタルギアソリッド』とはコナミから発売されたゲームで、ジャンルはタクティカル・エスピオナージ・アクション。87年に第1作が発売され、相手に見つからずに敵陣に潜入するという内容と国際情勢をテーマにしたストーリーで人気を集め、世界中で愛されている人気ゲームだ。

　過去にも『ストリートファイター』『モンスターハンター』『ゴッドイーター』など人気ゲームのスロット化が実現しているように、この手のタイアップは普通の事……世間に認知されたらスロット・パチンコとしての使用が”当たり前”になってきている。

　今回の『メタルギアソリッド』も既に大きな注目を集めている様子。しかも日本だけではなく、海外からも大変注目されているようなのだが……その反応の大半はスロットというギャンブルへのコンテンツ使用を”批判”するものだ。

　確かに作品の”人気を高める”手法としては有効と言える。これまで作品を知らなかったもののスロットを介して作品に”ハマる”人間が多発している事は事実である。しかし”ギャンブル”に使用されるという事自体を「許せない」と考えるファンが多いこともまた事実なのだ。

　これまでも、社会現象にもなったアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』や『化物語』のスロット化が発表された際に、作品のファンから「正直げんなり」「ギャンブルに使われるのは複雑」と批判に近い声はあった。

　しかし両機種は、導入から年月が経っているにも関わらず今でも稼働率が高い”人気機種”……入れ替わりが激しいスロット業界の中で、多くのファンに愛された為に残されている”ロングセラー台”の地位に上り詰めた。

　スロット台として”人気機種”になれるか否かは、作品のファンが抱く感想とは「関係ない」と考える方が妥当なのかもしれない。

　今回、物議を醸しだしている『パチスロ　メタルギアソリッド　スネークイーター(METAL GEAR SOLID SNAKE EATER)』も、業界初の32インチ フルHD全面液晶搭載。圧倒的な臨場感・ハイエンドな映像・ドラマチックでスリリングなストーリーは『次世代のパチスロ・エンタテインメント』と言えるもの……これまでになかった演出に”ハマる”人間は多発しそうな気配がある。

　現にムービーを視聴した人間の中には「楽しみで仕方ない」「アメリカで出して欲しい！」という意見があるように、パチスロ化を前向きに捉えているユーザーもいるようだ。

　　導入予定は今年の10月。本機が『魔法少女まどか☆マギカ』や『化物語』のような”ロングセラー台”になるかは現時点では断言できないが……原作ゲームのファン・スロットファンをも巻き込む注目台である事は間違いないだろう。