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【徹底考察】オールカマー(G2) マリアライト「女傑が迎える最後の秋を前に宝塚記念勝利の要因を徹底検証。初戦のグランプリホース対決には『必然的な死角』がある」

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『考察』

 グランプリホースとなった女傑マリアライトが、現役生活の集大成となる秋を迎えた。

 前走の宝塚記念(G1)では、一線級の牡馬を相手に8番人気の低評価を覆す見事な勝利。最後は昨年の2冠馬ドゥラメンテ、天皇賞馬キタサンブラックという日本競馬を代表する2頭に競り勝っている。

 スタートは大きな出遅れもなく、ある程度揃った形だった。内からまずキタサンブラックが主導権を主張。3番人気のアンビシャスは大阪杯(G2)のようにキタサンブラックを見る形で好位をキープ、マリアライトはまずまずのスタートも馬場の悪い内側を避けて中団の外目を追走。スタートでやや立ち遅れたドゥラメンテは無理をせず、後方12、3番手に控えた。

 隊列こそすんなり決まったが、1000mの通過は59.1秒。稍重であることを考慮すれば、キタサンブラックが苦しいペースであることは明らかだった。

 最後の直線に入ったところで、キタサンブラックが敢然と逃げ切り態勢に入った。だが、外からマリアライトが強襲する。最後の坂を駆け上ったところで、キタサンブラックに替わってマリアライトが先頭に立つが、馬群を抜け出してきたドゥラメンテがさらに外から猛追。

 キタサンブラック、マリアライト、ドゥラメンテの3頭の争いは、最後の最後でマリアライトが首だけ抜け出したところがゴールだった。

 あれから約3カ月。ドゥラメンテはターフを去り、マリアライトもまた現役最後の秋を迎えようとしている。今秋はこのオールカマー(G2)から始動し、連覇の懸かるエリザベス女王杯(G1)を経て、最後は大目標となる有馬記念(G1)でラストランが予定されている。

 8月下旬に放牧先のノーザンファーム天栄から帰厩。ここまで順調に調整されているが、「宝塚記念を勝ったときよりも、体に芯が入ってさらに良くなって本格化してきた感じ」と陣営からは、秋を迎えてさらにパワーアップしたとコメントしている。

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