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パチンコ「MAX機」撤去後に必要なのは、ビールなしでも「人気の居酒屋」!? 現役ホール店長が「ホンネ」を告白

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「花の慶次」や「牙狼」「エヴァンゲリオン」といったビッグネームを筆頭に、新台を次々とリリースしているパチンコ業界。店側にとって、新台入れ替えは「大きな集客が見込めるイベント」といえるわけだが……。

現在リリースしている新台の稼働状況は、パチンコ業界の今後へ影響を与える極めて重要な問題である。

「射幸性の抑制」を目的とした規制が生まれたことで、近年の「主流」であったMAX機は撤去されることが決定した。それにより今後は、大当たり確率の下限を1/320までとし確率変動継続率の上限を65%とした「新基準機」が中心になる。当然ながら現在リリースされている新台も「新基準機」だ。

これまで(旧MAX機)のような出玉スピード・量を失う事は必然。「強烈な爆発力の欠落」による影響は大きいと予想されていた。つまり、現在リリースされている新台の稼働状況は「パチンコ業界の今後」へと繋がる極めて重要な問題といえるのだ。

果たして当事者たちは「新基準機」が中心になる未来に関し、どのような考えを持っているのだろうか?

パチンコ業界一筋のベテラン店長、地域密着営業を目標に掲げる『石川 保(仮名)氏』に話をうかがった(取材日12月14日)。

–旧MAX機の撤去が近づいてきましたが、石川さん的には新基準機中心の営業に対しどのような考えをお持ちですか?

石川氏:今でも旧MAX機の稼働は店にとって重要です。単純に、その存在を失う影響が大きいことは否定できません。好稼働の新基準機もありますが、全体的には苦戦している状況といわざるを得ないかもしれませんね。出玉性能の問題は、やはり大きいと思いますよ。

–確かに。そのような印象はありますね。旧MAX機が完全になくなった状態での営業は厳しいものになりそうですね。

石川氏:しばらくは「厳しい状況が続く」という考えも持っておかなければならないでしょう。しかし、大事なのはお客様に「今までとは違う価値観」を感じてもらうことだと思います。

例えば居酒屋を経営していたとして、明日からビールを販売できなくなったとします。そうなったら他のお酒を安くするとか新メニューを出すなどの対策をしますよね。その対策が受け入れられれば、今まで通り店に通ってくださるはずです。

パチンコも同じですよ。私たちがすべきことはMAX機の撤去を嘆くことではありません。お客様に「これからも遊びに来たい」と思っていただくために「何をするか」でしょう。その一つが接客ですよ。楽しく遊べる環境がある限り、極端なファン離れは防げると思います。

以上が石川氏にうかがった話である。

短時間で万発も得られるMAX機の「強烈な爆発力」を失うことは大きな影響を与えるであろう。しかし「ミドルでも十分」といった声が挙がっている事や、1パチ・遊パチといった「気軽に遊べる機種」が好稼働を誇っていることからも、今後の「低射幸性営業」が受け入れられる可能性も十分にあるだろう。

そのように考えれば、石川氏が「これからも遊びに来たい」と思ってもらえる環境づくりを重要視していることも納得できる。それこそが「ファン離れ」を防ぐ現時点での最善策なのかもしれない。
(文=高杉晋太郎)

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