
【回避】セントライト記念(G2)セダブリランテスは皐月賞馬アルアインより【上】!?かつて【残念ダービー】と揶揄されたラジオNIKKEI賞組躍進の実情は……

※セダブリランテスは右前ザ石のためセントライト記念を回避することが発表されました。
無傷の4連勝で菊戴冠への足掛かりを作れるか。裏街道出身のホープがクラシック王道組へ「待った」を突きつける。
来週月曜に行われる菊花賞の重要トライアル・セントライト記念(G2)に出走を予定しているセダブリランテス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)。デビュー戦をダートで勝ち上がった異色の経歴の持ち主だが、以来無傷の3連勝で芝重賞タイトルをゲット。最後の1冠を手にするべく十分な休養を経て勝負の舞台に上がってきた。
前走のラジオNIKKEI賞は、持ち前のパワフルさを存分に発揮したレースと言っていい。京都新聞杯2着→白百合S1着とすでに十分な実績を上げていたサトノクロニクルを筆頭に、良血のディープ産駒クリアザトラック、フェアリーS優勝馬ライジングリーズンなど、出走馬のレベルも決して低くはない一戦だった。
弱冠21歳の若手・石川騎手を背にしたセダブリランテスは、五分のスタートを切ると馬なりで先団外めにポジションを取る。直後には前述のサトノクロニクルとクリアザトラックが半馬身の差でつけており、有力馬にマークされるキツイ隊列になった。
だが、そんな不利な条件も同馬には関係なかったようだ。楽な手応えのまま勝負どころで前に競りかけると、伸びあぐねる各馬を尻目に力強い脚捌きで先頭へ。上がり3F35秒1というタフな末脚で2着以下を封じ込め、人馬とも初となる重賞タイトルを獲得した。
セントライト記念の下馬評でも上位人気は確実だが、最大の敵は何といってもG1馬アルアインだろう。皐月賞1着→ダービー5着の実績はメンバーの中でも当然最上位。鞍上をルメール騎手にスイッチした陣営の判断も、同馬への期待の表れであることは間違いない。
ただ、逆転を期待できるいくつかの強調材料があるのも事実だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新【高松宮記念(G1)予想】メイケイエールは問答無用で切り!道悪確実な今回も穴馬の台頭があると見て狙い撃ち
武豊「1着に飢えて」JRAから戒告 新馬8馬身差「大楽勝」の大器がクラシック黄信号…ドウデュースらが「見向きもしない」大阪杯の価値【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
「傘マーク」濃厚の高松宮記念(G1)に大波乱の再現サイン!? 人気のナムラクレア、アグリは脱落…「条件一致」の穴馬たちに激走の予感
- 武豊「ドバイWCより厚い壁」で意地の日本馬最先着! コンビ継続で再度の海外挑戦はあるか
- 川田将雅、C.ルメール不在と恵みの雨!鬼の居ぬ間にチャンス到来、「重の鬼」といえる特注ジョッキー
- 【日経賞(G2)予想】道悪不得手と見てアスクビクターモアは切り!二強ムードを打ち砕く道悪と穴馬
- 兄はドバイで「1番人気」に推された大器! 2023年「新種牡馬」の妹が7馬身差圧勝デビュー
- 「低迷」オルフェーヴルがダートで復活!? マルシュロレーヌの米ブリーダーズC制覇に続き、ウシュバテソーロのドバイワールドC(G1)で再び脚光
- 不良馬場を味方に「8馬身差圧勝」タイトルホルダー天皇賞・春当確ランプ!? 強すぎるからこそ募る凱旋門賞制覇への絶望感
- 無念の乗り替わりに「ちょっと待てぃ!」…9年目・鮫島克駿が挑む悲願のG1獲り