最強ブエナビスタの仔「ソシアルクラブ」初陣! 母の背中を知る岩田康誠騎手の思いは
東京競馬場、京都競馬場が開幕する今週末は多くの素質馬がデビューを飾る。その中でも注目されるのが、10月9日に岩田康誠騎手で京都・芝1600m(牝馬限定)に出走が予定されているソシアルクラブ(牝2歳、栗東・池添学)だ。
同馬の母は牡馬混合を含むG1競走6勝を誇る名牝ブエナビスタ、父はリーディングサイアー争い常連のキングカメハメハ。多くの競馬ファンを虜にしてきた両頭の仔に対する期待は早くから集まっている。
「全姉であるコロナシオンは6戦して1勝。いまだに500万下にとどまっています。同馬に騎乗したC.ルメール騎手はレース後に『ストライドが小さかった』と話すなど、あまり評判も芳しくなかったよう。ですが、ソシアルクラブは当初から池添学調教師も『体もしっかりしている』と太鼓判を押したとおり、大きなストライドでノビのある走りをするタイプのようです。また性格も姉は難ありでしたが、ソシアルクラブは落ち着いているそうですよ」(記者)
デビュー戦の鞍上を務める予定の岩田騎手は、母ブエナビスタの最後の5戦で手綱をとっていた。「UMAJIN」での平松さとし氏のコラムによれば、岩田騎手はジャパンC(G1)こそ勝利したものの、「実力のある馬だけに正直、もっと勝たせてあげないと駄目でしたね」と振り返り、さらに4着に終わった天皇賞(秋)での騎乗は後悔していたそうで、当時は「ブエナに申し訳ないことをしてしまいました」と常々話していたという。岩田騎手には、母であるブエナビスタでの無念を娘のソシアルクラブで晴らしてもらいたいものだ。
今年は初戦で上がり3ハロン32.6秒という”鬼末脚”を披露した大器ワグネリアン、新馬戦で破った馬たちが軒並み未勝利戦を勝利するなど超大物と騒がれているルーカス、未勝利戦を持ったまま完勝してついに才能の片鱗をのぞかせたタニノフランケルなど、素質馬たちが次々に活躍している。ソシアルクラブはそれらの馬に続く活躍ができるのだろうか? 注目したい。
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