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JRA・G1レースNHKマイルCに「G2降格」の危機……「マル外ダービー」の役割失い”低レベル”化。来年より3歳マイル路線「大改革」へ

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 16日、JRA(日本中央競馬会)が来年2018年度の競馬開催日及び重賞競走の変更について発表した。

 詳細はJRAの公式HPにて掲載されているが、最も大きく変更されることとなったのは日本ダービー(G1)、オークス(G1)を頂点とする「3歳春の番組編成」といえるだろう。

 中でも、桜花賞(G1)のトライアルとなるチューリップ賞の「G2格上げ」は、以前から待望論があっただけに満を持しての実現となった。今年も2歳女王ソウルスターリングが優勝するなど、毎年のように牝馬クラシックと非常に関連性の深いレースだったチューリップ賞。すでにG2であるフィリーズレビューを差し置いての「王道トライアル」だっただけに、今回のG2昇格で”逆転現象”が解消された形だ。

 もう1つ大きな変更点として、桜花賞並びに皐月賞の、オークス並びに日本ダービーへの優先出走権が従来の4着までから「5着まで」に拡大されることとなった。これによって、クラシック第1弾のレースにて掲示板に載ることが重要な意味を持ち、よりゴール前まで白熱したレース展開になることが予想される。

 なお今回の変更を受け、オークストライアルのフローラS(G2)並びにスイートピーS(OP)で付与される優先出走権が1つずつ減少。フローラS(G2)は「連対馬」、スイートピーSは「勝ち馬」のみに優先出走権が与えられることとなった。

 また、3歳春のマイル路線に関しても大きな動きがあった。

 毎年春の阪神開催の開幕週に行われ、今年は勝ち馬のペルシアンナイトが皐月賞でも2着に好走したアーリントンC(G3)が、皐月賞開催前日の土曜日に移動。同時に3着以内の馬に対して、NHKマイルC(G1)への優先出走権が与えられることとなった。施行場所や距離はそのままで、よりNHKマイルCとの関連性が強くなったことになる。

 これにより、従来の王道トライアルとなるニュージーランドT(G2)に加え、東西に分かれてNHKマイルCの前哨戦が行われることになったが、どうやらこの背景には「ある事情」が存在するようだ。

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