真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.09 09:05
JRA和田竜二騎手が「最高記録」を棒に振ってでも成し遂げたいこと。「今は自分の事より……」定年間近の師匠に最後の恩返し
編集部
「今は自分のことより、先生の500勝を目指していることの方が面白い」
並居る強豪を押し退けて現在リーディング5位(11月5日現在)。86勝を上げキャリアハイを更新し続けている和田竜二騎手は、最近どんどん注目が高まっているジョッキーの1人だ。現在公開されている『netkeiba.com』のインタビュー企画では、そんな”伸び盛りのベテラン騎手”が、現在の心境を赤裸々に語っている。
この秋、モズカッチャンを巡る非情な乗り替わりを告げられたものの、初対決となったローズS(G2)では「僕にも意地がありますから」とラビットランで元相棒を撃破。昨年の熊本地震の際は誰よりも早く義援金の寄付を行い、今でも通算勝利数100勝の区切りを迎える度に、京都府京丹後市の児童養護施設を訪問し支援を続けている。
人と人との関わりがどんどん希薄になり、心無い転厩や乗り替わりなども増えている昨今の競馬界で、和田騎手は「義」を重んじる貴重な男である。なかなかできることではないが、そんな”人物”を育て上げたのが、和田騎手が「先生」と慕ってやまない師匠の岩元市三調教師だ。
天才と称された父を持つ福永祐一騎手、JRA史上初の女性騎手に双子の兄弟など、個性派ぞろいの『花の12期生』の一員として1996年にデビューした和田騎手。所属先となった岩元厩舎には縁もゆかりもなかったが、JRAの厩務員として40年間勤め上げた父・守氏の尽力もあって配属が決まった。
「心が曇るようなことは、絶対にするな」
デビューしたばかりの頃はとにかく怒られてばかりだったそうだが、岩元調教師が和田騎手に口うるさく伝えた教えがこの言葉であり、そして「一生勉強」というスタンスだった。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 羽田盃(G1)8頭立てに中央競馬と地方競馬の「温度差」浮彫り…3歳No.1フォーエバーヤング不在でも「敵前逃亡」続々、ダート革命に早くも失速の危機
- NHKマイルCに「史上最高メンバー」集結!? 2歳女王アスコリピチェーノVS2歳王者ジャンタルマンタルに加え「あの大物」参戦も…役割を終えたマル外ダービーに脚光
- 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- 横山武史「乗り替わり」の無念を晴らす重賞勝利に会心ガッツポーズ! 初のメイン勝ちなど大暴れ「妹弟子」の活躍も刺激に?
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- スキルヴィングの非業の死から1年…懸念される青葉賞(G2)の超高速化と歴代最速馬の悲劇
- 【天皇賞・春(G1)】馬券圏内100%の激走で5万馬券的中!? 四位洋文が福永祐一に授けた「金言」とは… 11番人気2着スティッフェリオにあった鉄板級の法則
- 「ニューヒロイン候補」小林美駒が見せた著しい成長!リーディング争いに敗れても勝負強さでベテランを圧倒…女性騎手戦線に「新時代到来」の予感
- UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
- 須貝尚介厩舎「重賞50連敗」ゴールドシップ、ソダシら手掛けた名門が苦戦…相次いだ誤算と見えてきた光明