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パチンコ不況をあざ笑う「295億円増益」に驚愕……「地獄少女」「リング」メーカーが最大手『サミー』『ユニバ』独壇場に終止符!?

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 今月27日、パチンコメーカー『藤商事』が、2018年3月期業績は大幅増収増益を計画していると投資支援サービスサイト「FISCO」の企業調査レポートで分かった。

 レポートによれば、2017年4月から9月の業績は、売上高で前年同期比40.2%増の約295億円、営業利益で同250.9%増の41億円と大幅な増収増益になったという。その要因には、同社の主力タイトル「リング」シリーズの最新機種『リング 終焉ノ刻』をパチンコ・パチスロともに導入したこと。また、リングに匹敵する同社の主力タイトル『CR地獄少女 宵伽』が導入予定となっており、さらなる増収増益が見込まれるとのことだ。

 藤商事は1966年創業の歴史あるパチンコメーカー。「アレジン」「エキサイト」シリーズなどオリジナル版権のパチンコ機が大ヒット。近年では人気アニメ『地獄少女』や『緋弾のアリア』、国民的ホラー映画『リング』とのタイアップ機種を導入し、固定ファンを多く持つ人気メーカーだ。

 一般的に中堅と呼ばれる同メーカーの大幅増益にファンからは「このご時世凄いな」「他のメーカーも見習え」と大手パチンコメーカーの業績悪化が相次ぐ中での増益に感嘆する声が目立った。

 藤商事が好調を迎える一方で、「麻雀物語」「ルパン三世」シリーズで有名な大手パチンコメーカー『平和』は2018年3月期の業績予想を、売上高1752億円から1324億円に下方修正したことを発表。また、最大手パチンコメーカー『ユニバーサルエンターテインメント』(以下、ユニバーサル)は2017年第2四半期(4月~9月)の連結業績は売上高433.8億円(前年同期比23.3%減)、経常損失108.7億円となってしまったことが先月発表された。

 業績が黒字となるメーカーがある中、大幅な減益となってしまった原因はやはり、出玉性能が大幅に抑制された「5.5号機」の影響が大きかったといえる。業界全体がこの厳しい現状に悲鳴を上げているに違いないだろう。

 今回大幅増益となった『藤商事』と大幅減益となったメーカーを比べると、ある原因が収益の差を生んだと関係者はいう。

「藤商事が業績好調となった要因には、『リング』や『地獄少女』といった主力機種が作り込まれている点が挙げられるでしょう。そのコンテンツを最大限に活用し、出玉規制に合わせたスペックで導入しているように見受けられますね。最近導入された『リング』はパチンコ・スロットともに、版権さながらの恐怖を追求。また、導入を控える『CR地獄少女 宵伽』の試打動画が公開されましたが、早くも『映像演出が良い』『役物良いね』と前評判の高さがうかがえます。 

一方で、ユニバーサルは『HANABI』や『バーサス』などノーマル機は大きな支持を集めていますが、今年3月に登場したミリオンゴッドシリーズの後継機『アナザーゴットポセイドン』は、『純増2枚以下という出玉規制で導入すべきではない』『GODらしさがない』と不評の嵐でした。人気シリーズ機でさえも、出玉規制に抗うことは難しいのでしょう……」(パチンコ関係者)

 藤商事と同様に、最大手メーカー『サミー』は2017年4~9月期の経常利益が、前年同期比63%増の「252億円」と発表。その要因はパチスロ界のビックコンテンツ『パチスロ北斗の拳 新伝説創造』の導入効果が大きかったようだが、ユーザーからは「手抜き台」「無理矢理導入したの?」と作り込みに対する不満の声が目立った。それでも多く導入されたのは「コンテンツ力のおかげ」と指摘する意見も多い。

 先月から出玉増加の有利区間が最大「1500G」搭載の5.9号機の販売のみがスタート。メーカーは射幸性の高さを売りにすることが困難になったといえる。

 今回の業績結果や評判を見るに、これからは”出玉”ではなく”作り込み”が人気を左右するポイントとなるかもしれない……。
(文=編集部)

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