パチスロ「失敗作」リバイバル疑惑に不満殺到…… 「大コケシリーズ機」「爆裂スペック」が「5.9号機」で再び登場か?
昨年から駆け込み申請が相次いでいた旧規則機パチスロ「5.9号機」。今年2月から開始された新規則「6号機」を前に、大量の「5.9号機」が保安通信協会(保通協)へ持ち込まれていたようで、昨年以上に多くの新機種が発表されている。
先月だけでも19機種ものパチスロが検定を通過。新システム「HYPER RT」で話題を集めた『パチスロ天元突破グレンラガン極』(スパイキー)、『ゴッド』シリーズのスピンオフ機『アナターのワイフ ゆるせぽね』(ミズホ製)など注目機種が名を連ねている。
今月は現在(4/23)までに発表されている新機種が6台と先月に比べ少ないものの、サミーの復刻機『ディスクアップ』が検定を通過するなど、話題を集める新台は多いが……。
そんな新機種に対し疑問を感じるユーザーも少なくない。それは新機種の”名称”に関することである。
「ここ数ヶ月の新機種を見ると、過去に販売された機種と”ほぼ同じ名称”の新台が多く目立っています。
例えば、2015年に販売された『HANABI』は昨年11月、ほぼ同じ機種名で検定を通過したことが明らかになっていますね。前作が旧基準機仕様なので本作は『5.9号機』ヴァージョンかと。この他、昨年末に登場した5.9号機『パチスロ ゴッドイーター2』が今年4月に同一の名義で検定を通過していますよ」(記者)
『HANABI』のようなノーマルスペックであれば、出玉リミッターなどの影響を受けることはなく、販売される意義は大いにある。
だが、『ゴッドイーター2』など獲得出玉に制限がある「ARTスペック」を販売するメリットは果たしてあるのだろうか。
「不人気で終えてしまった『ゴッドイーター2』の新たな検定通過を不可解に感じるユーザーは少なくないですよ。『同じART機だとすれば販売する必要ない』『失敗した機種なのに……』と販売自体に対する不満の声も多いです。
それだけはなく、5.5号機『パチスロ仮面ライダーBLACK』も4月に『5.9号機』として検定通過しているんですよ。
本機はART消化G数を”まるごと上乗せ”するゲーム性が強烈な出玉性能を生み出した1台。それを同じ名義で『5.9号機』として検定通過したことに対しファンは怒り気味です。『5.9号機』で本性能を活かすことは難しいですからね……」(同)
単純に台数を売り上げるための手段と考えられるが、スペックに詳しいユーザーからすれば「ナンセンス」と感じてしまうだろう。ただでさえ出玉規制が厳しいなか、このような「販売戦略」ではファンからの”信頼度”はますます下がっていくのではないか。
(文=編集部)
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