パチスロ『ゴッド』『番長』完全撤去も歓喜!? あの「爆裂AT」が絶望的”危機”を救う？

　業界のビッグコンテンツ『押忍!番長』シリーズから新基準機第一弾『HEY！鏡』が正式発表、パチスロ分野で快進撃を続けるSANYOから「高純増ATの適合」のニュースが報じられるなど、新規則6号機の朗報が相次ぐパチスロ。

　改正直後はARTスペックですら開発が厳しいと言われていたが、予期せぬビッグニュースに業界内外から歓喜の声が広がっている。

　ただ、それと同時にファンが注目しているのは「5号機」の動向だろう。

　無論、現在パチンコホールに設置されている機種の全てが「5号機」であり人気機種は未だに健在。『ミリオンゴッド－神々の凱旋－』『バジリスク～甲賀忍法帖～絆』など、ホールの”主役たち”は今もなお活躍中である。

　規則が改正されたとはいえ「ホールの世界」だけみれば、これまでとなにも変わらない日常が続いている状況だが……。

　改正に伴い、「5号機」はいずれ撤去されてしまうことは周知の事実である。最長でも「2021年1月31日」まで設置可能だが、ホール団体「全日遊連」で取り決められる「自主規制」によってその寿命は大幅に縮まることになりそうだ。そのなかでも旧基準機と呼ばれる機種たちは……。

「まず旧基準機の定義は、2016年末に販売された『秘宝伝 ～伝説への道～』以前のパチスロとなります。その旧基準機のなかでも、終日『2万枚獲得』が可能な機種は『新基準に該当しない回胴式遊技機』ということですね。

そして、それに該当するパチスロは昨年の12月までにホール全体の設置比率を『30％以下』にしなければなりませんでした。メイン機種以外の多くがホールから姿を消しましたね」（記者）

　そんな旧基準機のなかでも、とりわけ射幸性の高い機種は「高射幸性パチスロ機」に分別。『ゴッド』『バジリスク絆』はもちろんのこと、『サラリーマン!番長』や『スカイガールズ』なども含まれており、爆裂性能で知られる機種が多くを占めている。

　そして、その設置比率は平成31年1月31日までに設置台数の「15％」以下、平成32年1月31日までに「5％」と、5号機「完全撤去」まで徐々に減らしていくこと目標。

　当然、出玉を求めるユーザーは非常に多く、ホールから消滅すれば間違いなく大きな影響を与えるだろう。

　ただ、そのリストのなかには、現在もホールを熱くさせるアノ”爆裂AT”が存在してないのである。

「業界サイト『遊技日本』が報じた『高射幸性遊技機リスト』を見る限り、爆裂連チャン機『沖ドキ！』の姿がどこにもないんですよね。

つまり、他の高射幸性パチスロに比べてホールに残る可能性が高いんです。『沖ドキ』ファンは当然ですが、出玉感を求めて打ち始める人も多いと思いますよ。出玉スピードはピカイチですからね」（同）

　導入から圧倒的な人気を誇る『ゴッド』『番長』『バジリスク』シリーズ。そのなかでも「高射幸性パチスロ」に該当する機種は、最長でも2020年までに「完全撤去」予定。当然、多くのユーザーから悲しみの声が絶えない。

　だが、ある意味”ダークホース”となった『沖ドキ！』の存在により、活路を見出すユーザーも少なくないはずだ。5号機の終焉を見届ける「最後の爆裂AT」となるのではないか。
（文＝編集部）