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何故「第二の武豊」は誕生しないのか。矢作芳人調教師「改革案」の根底にあるJRA競馬学校の「ドタバタ」方針転換とは

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 昨年、外国人騎手による「10週連続G1勝利」が大きな話題になるなど”外国人旋風”が吹き荒れた競馬界。

 2年連続のリーディングを獲得したC.ルメール騎手が年間215勝を上げ、武豊騎手が保持していた記録を塗り替えるなど、世界の一流騎手たちが日本競馬の主役となった一年だった。

 競馬界が著しい国際化を迎えている昨今、JRAが2017年に短期免許取得のハードルを上げたことで、各国の超一流外国人騎手だけが参戦できる状況になった。だが、それが「逆に日本人騎手の首を絞める結果」になったという意見もある。この”流れ”は2019年になっても変わらないに違いない。

 日本人騎手が猛威を振るう外国人騎手と同等以上に活躍するには、一体どうすればいいのか――。

 2016年に調教師リーディングを獲得し、昨年も3位にランクインするなど、名伯楽として名高い矢作芳人調教師が『netkeiba.com』で連載されている『競馬対談 with佑』に登場。弟子の藤岡佑介騎手との対談で「大胆な持論」を展開している。

 詳細は本サイトをご覧いただきたいが、ルメール騎手やM.デムーロ騎手だけでなく、短期免許で来日した外国人騎手が次々と活躍する現状を踏まえ、師は「世界のトップクラスばかりが乗りにきているわけだから、ある意味当然」と認めた。

 ただ、その上で「それほど大きな差だとは俺は思ってない」と、結果ほど外国人騎手と日本人騎手との技術に差がないことを強調している。

 所属の坂井瑠星騎手を1年間オーストラリアに武者修行に行かせるなど、以前から日本人騎手の育成に尽力している矢作調教師。しかし、坂井騎手に限らず海外で騎乗すれば当然、日本での騎手活動はストップする。何より帰国した後にこれまで以上……いや、これまで通りにさえ活躍できるのかというリスクもある。周囲の関係者による理解や支援がなければ、到底実現できないことだ。

 さらに、例え世界に出て多少腕を磨いたとしても、JRAで活躍する外国人騎手との差を埋めることは簡単なことではない。彼らはその世界で超一流の結果を残して来日している騎手だからだ。

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