GJ > 競馬ニュース > 【函館2歳S(G3)展望】
NEW

【函館2歳S(G3)展望】JRAキズナVSキンシャサ!? 種牡馬対決にも注目の2歳重賞!

【函館2歳S(G3)展望】JRAキズナVSキンシャサ!? 種牡馬対決にも注目の2歳重賞!の画像1

 

 函館競馬が最終週を迎える。21日に開催される2歳重賞第1弾、函館2歳S(G3、芝1200メートル)を展望しよう。

 レッドヴェイパー(牝2歳、栗東・安田隆行厩舎)は6月23日の新馬戦(芝1200メートル)を稍重馬場ながら1分9秒8の好タイムで勝ち上がった。2番手からの競馬で直線早目に抜け出したレースセンスは光った。新馬戦から1カ月の間隔があるのでローテーション的にも万全の仕上げで臨めそうだ。

 父は短距離戦に定評のあるキンシャサノキセキだが、母系にも魅力がある。祖母ハッピートレイルズはマイルCS(G1、芝1600メートル)を勝った名牝シンコウラブリイ、京都牝馬S(G3、芝1600メートル)を勝ったハッピーパスなどを出し、ハッピーパスからはオークス(G1、芝2400メートル)2着のチェッキーノが出ている。函館2歳Sの勝ち馬はそれ以降活躍できない馬が多いが、レッドヴェイパーは後々の活躍も見込めそうで、マイルにも対応できるだろう。

 新馬戦でレッドヴェイパーにハナ差まで迫ったのがケープコッド(牝2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)。3番手からの競馬で上がり3F最速の末脚を使ったのは優秀。7月の未勝利戦(芝1200メートル)では2着馬に5馬身差をつけて圧勝した。ローテーション的には少しきついが打倒レッドヴェイパーの1番手だ。ただし、現時点で未勝利戦勝ち馬は2/4の抽選対象となっている。抽選突破して出走にこぎつけたい。

 キズナの初年度産駒として重賞初制覇に挑むのがビアンフェ(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎)。新馬戦(芝1200メートル)こそ行きっぷりが悪く差されて2着だったが、2戦目の未勝利戦(芝1200メートル)は逃げ切った。姉ブランボヌールは函館2歳Sの勝ち馬であり、阪神JF(G1、芝1600メートル)は3着に好走した。日本ダービー(G1、芝2400メートル)優勝馬キズナと母父サクラバクシンオーの組み合わせである同馬が、どんな競走馬に成長していくのか興味深い。ただし、こちらも抽選対象。

 エピファネイアの初年度産駒がスマートカーリー(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)。エピファネイアはキズナと同世代のライバルであり、日本ダービーはキズナの2着だったが、その後菊花賞(G1、芝3000メートル)を制する。ビアンフェが出走できればキズナ産駒とエピファネイア産駒スマートカーリーの重賞での初対決が函館2歳Sを盛り上げてくれる。函館の新馬戦(芝1200メートル)はスピードで押し切ったが、鞍上予定の武豊騎手は2戦目でどんな競馬をしてくるのだろうか。

【函館2歳S(G3)展望】JRAキズナVSキンシャサ!? 種牡馬対決にも注目の2歳重賞!のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャスティンミラノを大幅に上回った「期待の良血」がG1に向けて出陣! C.ルメールに替わる新パートナーは「初制覇」のチャンス到来?
  2. 【フローラS】「批判覚悟の出走」が1000万馬券の大波乱を演出!除外された武豊の超良血は幻のG1馬に…「東京マスター」菅原明良と挑む渾身の権利獲り
  3. 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃?桜花賞に続き皐月賞も人気馬が凡走…主戦騎手不在で「13連敗」の急ブレーキ
  4. 【NHKマイルC】川田将雅ジャンタルマンタル参戦で浮上した「鞍上問題」…陣営と繋がり強い「三冠騎手」が有力候補? その背中に跨るのは
  5. セリフォス、ナミュールも不安?2024年マイル戦線は異常事態!マイラーズCは“安田記念を見切った格下馬”の激走に要注意!
  6. JRA「隠れ最強馬」が待ちに待った戦列復帰…ジャスティンミラノに引け取らない実力、令和の「マツクニローテ」再現あるか?
  7. コスモキュランダ次走ダービーも「鞍上未定」の怪…J.モレイラ続投が決まらない理由に「身元引受調教師」の影響も?
  8. JRA横山典弘「再登板」もファンの胸中は複雑!?ソダシでも主戦騎手が降板の過去…「騎乗批判疑惑」で物議醸したコンビが復活
  9. タガノエルピーダ×M.デムーロ「新タッグ」でオークスヘ!「タイトルを獲得したいものと夢見ております」悲願の初G1制覇目指す名オーナーの希望となれるか
  10. 【福島牝馬S(G3)展望】今年「50戦0勝」騎手が本命馬に騎乗!? リバティアイランドに迫った実力を示せるか