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「パチンコ店」の社会貢献活動…報道の姿勢に疑問の声も存在!?

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「パチンコ店」の社会貢献活動…報道の姿勢に疑問の声も存在!?

 100年に1度の大雨の危険性あり。非常に強い台風10号が9月上旬、沖縄地方や九州地方に接近した。これに伴い、JR九州は九州新幹線と在来線、全ての運休を事前に発表。JR西日本も広島・山口地区において在来線の運休を決めた。国内の空の便も、沖縄県や九州南部の空港を発着する便を中心に、500便以上が欠航した。

 気象庁が早々と大々的にアナウンスしたこともあり、台風直撃の恐れがある地域の住民は安全な施設へ避難。九州を拠点とするパチンコホールチェーン「ユーコーラッキーグループ」は、九州各県のグループ店舗立体駐車場を「車の避難場所」として無料開放した。

 解放したのは福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県の13店舗12駐車場。同グループでは店内告知のほかに各種公式SNSでも呼びかけ、車で埋まった駐車場の模様は複数回にわたってTVでも放送された。

 取材に対応した新屋敷店(鹿児島市)のマネージャーは「台風接近に伴い困っている方や不安な方に対して、私たちに何ができるのかということを考えた」とコメント。各種公式SNSには多数の感謝の言葉が寄せられた。

 パチンコホールチェーンやパチンコ・パチスロメーカーの多くは、かねてより社会貢献活動に積極的である。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下で、一部のパチンコホールが休業要請に従わなかったことで様々な意見が飛び交ってしまったことは周知の通りであるから、こういった社会貢献活動の模様が報道されるのは業界としても喜ばしきこと。多くの関係者がそう思ったことだろうが、その一方で報道の姿勢に対して嘆く者も少なくなかった。

 先に述べたTVの報道では、「パチンコ店」ではなく「遊戯施設」として紹介された。「ネガティブに報じる際には『パチンコ店』で、ポジティブな発信時は『遊戯施設』と表現されるのか」。ニュースを制作する側の個人的なイメージが露呈したとも取れる表現であり、中には「パチンコ・パチスロは『遊戯』ではなく『遊技』だ」と呆れる者もいた。

 どんな仕事であれ多くの者は誇りを持っており、パチンコ・パチスロ業界に従事する者も、それは同じ。偏見と言われればそれまでだが、社会の番人でもある報道記者たちには、平等な報道を心がけていただきたいものである。

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