
パチスロ2号機「規定違反」で連チャンをプログラム…あの「有名ライター」の由来でもある!? 【名機列伝~アニマル編~】
1987年の春にパチスロの一部規定が改正され、誕生した「2号機」。
その2号機では、コインを50枚まで貯蓄できる「クレジット機能」、1ゲームの遊技時間4秒以上という「ウエイト機能」、JAC1回の「シングルボーナス」、そのシングルボーナスや小役の「集中役」などが認められた一方、『ニューペガサス』に代表される「吸い込み方式」や「天井」は「ランダム性に欠けて不平等が生じる」との理由で禁止された。
2号機のボーナスは「完全確率方式」。これが義務付けられたわけだが、アークテクニコより登場した2-1号機『アニマル』は、到底、完全確率方式とは思えぬ強烈なハマリと連チャンで世間を震撼させた。
その抽選システムは「差枚数吸い込み」+「確率抽選」といった独自のプログラムで、設定変更及びボーナス終了時に移行する「Aゾーン」では2枚~35枚がセット→クリアすれば「60%ほど」の高確率でボーナス抽選。当選すれば連チャンとなる一方、ハズれた場合はボーナス確率「0%」の「Bゾーン」へと移行する。
Bゾーンは吸い込み枚数10枚~800枚で、これを抜けると「約50%」で小役の集中「フルーツ」抽選。当選時は「Cゾーン」へと移行し、25Gのフルーツが始まる。フルーツ終了後は再度フルーツ抽選が行われ、最終的にはAゾーンへ移行する。
吸い込み枚数は先述のニューペガサスと同じく、イン・アウトで換算。それ故、フルーツ中以外の小役は入賞させるだけ無駄なのである。
ボーナス抽選が行われるのは、Aゾーン終了直後とCゾーン中のみ。当然、これは2号機の規定に反する違法プログラムであり、後に行政の指導のもとに撤去、或いは改修機『アニマルG』への入れ替えを余儀なくされた。
ちなみに、アニマルGはボーナス抽選が完全確率方式となったものの、フルーツに関しては同様の吸い込み方式を採用。時としてフルーツだけで一撃千枚程度の出玉を得られることもあったが、アニマルが見せた超ノーマル級の連チャンにドハマりしたファンたちからは、残念ながら受け入れられることはなかった。
余談だが、当サイトでもコラムを執筆するパチスロライター・アニマルかつみの「アニマル」は、このマシンから拝借したものと自身で述べている。
規定に反したプログラムではあったものの、それだけ多くの打ち手を魅了した名機のひとつでもあったのだ。
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