
パチンコ「トータル約85%継続」「ヘソ50%10R」のパワフル新台!「想像の斜め上」をいく名物メーカー本領発揮!!
高尾はなかなかに不思議な会社である。昭和25年(1950年)に高尾製作所としてパチンコ遊技機の製造を開始したパチンコメーカー先発組に入るのだが、古い時代において誰もが知る鉄板名機や「あの台よく打った」などの回顧で、高尾の機種が話題にのぼることが極めて稀である印象を受ける。
もちろん『ピラミッドX』や『あっちむいてほい』、『星占い』など、その手の機種がないわけではないが、落ち着くところは「あー、そんなのあったね」のようなニュアンスのマイナー路線となる。
特に若い自分のフィールドワークであった羽根物分野においては、とんとその名を聞かない。リアルに高尾の羽根物を打ったことがない。無知を詫びるしかないが、そもそも存在するのかどうかもはっきりしない。
ファン目線からは控えめな存在であるメーカーとして認識されているが、そんな高尾がじわじわと注目を集めるようになったのは世紀が変わる2000年代に入ってからであろうか、ユーモラスなオリジナルマシンやユニークなタイアップマシンなど独自のセンスを発揮しながら徐々に存在感を高めていったのである。
特に近年における高尾のイメージを決定づける分水嶺になったのは『CR蛭子能収』であろう。「ガロ」や「Jam」といった伝説的な雑誌で執筆する異才のマンガ家の特異なキャラクターそのままにこれでもかと盛り込まれたパロディー演出に多くのファンが圧倒された問題作となる。
この機種を機に想像の斜め上を目指すような機種を連発。『ジャイアント馬場のCRアッポー』『CR男!浜幸日本一』『CR谷岡ヤスジの鼻血ブー』などある時は尖りをみせ、またある時は『CR寺内貫太郎一家』『CRキックの鬼』『CR俺たち三羽鴉』などニッチな版権をピンポイントで突く。
現状を的確に把握し、持たざる者の戦略としてファンにインパクトを与え、確固たる信念がブランディングを成功に導いた。その最大の成果であり偉大な勲章が「高尾感」となって結実したのである。
最新機種となる『P DD北斗の拳2ついでに愛をとりもどせ!!ケンシロウ319ver』も高尾らしさを具現した「選ばれた版権」である。伝説級のマンガをギャグで再起動させたパロディ作品。高尾の戦略と完璧にマッチしている作風なのである。
ただ、スペックは本格派。大当り確率が1/319.6でトータル継続率が約85%となるST機で、電サポ回数の異なる、つまりは継続率の異なる2つのRUSHが搭載されている。上位モードでは約87%のループ率を誇るのだが、右打ちの半分でこの上位モードが選択されるのである。
また、もうひとつの特長が最大ラウンド比率。「電サポ中の半分が10ラウンド!」のような煽りはよく聞くだろうが、本機はなんとヘソ抽選時から大当りの半分が10ラウンドに設計。初当りから50%が1500発の出玉となる強力な出玉性能を有している。
また、ST機ながら変動秒数が最速0.5秒とスピードにも優れたマシン。トレンドとなるファンニーズも取り入れた充実の内容で登場。前記事でも紹介した「正統マシンでも評価される」を目指した一台となっているのである。
(文=大森町男)
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