パチンコ『牙狼』シリーズ新台が呼んだ“悲劇”!?「ハンマー男」を彷彿とさせる「激ヤバ」の行動…

　並外れた爆発力で、多くのパチンコファンの心を鷲掴みにしてきた『牙狼』シリーズ。その最新作となる『P牙狼 月虹ノ旅人』が、遂にリリースされると発表されました。

　気になるスペック詳細は4月20日時点で明らかにされておりませんが、「誰よりも速く」「誰よりも強く」と高らかに宣言された本機の仕上がりは疑う余地もございません。「魔戒チャンス完全体」を武器に、新たな伝説が刻み込まれる日も近いのではないでしょうか。

　導入時期は6月を予定している模様。このシリーズは、新作がリリースされるたびにホールが熱気に包まれてきました。今回も同様の盛り上がりを見せてくれると期待しております。

　私がホール店員として働いていた頃も、『牙狼』シリーズの人気は凄まじいものでした。その中でも忘れられないのが、『CR牙狼GOLDSTORM翔』の新台入替に起きたハプニングです。

　それは、世間を驚愕させた「ハンマー男」の恐怖…。それを彷彿とさせる「衝撃」を味わう事となったお話です。

　あれは『CR牙狼GOLDSTORM翔』が、新台としてホールへ導入された頃でした。今では馴染み深い様々なギミックが盛り込まれた筐体「金翔」が採用された初めてのマシン。見た目のインパクトもさることながら、右打ち中の大当りは全て2000発となる高火力スペックです。導入後は連日の好稼働をマークしておりました。

　勤め先のホールも本機に対する期待度は高く、1ボックス40台の大量導入を決行。店内の装飾も『牙狼』一色に染められ「地域最大級」を謳い文句として、盛大にアピールしていたのでした。

　その甲斐あってか、『CR牙狼GOLDSTORM翔』は大盛況。肝心の出玉面もお祭り状態といった様相で、ひっきりなしに呼び出しランプが鳴り続けておりました。お客様に喜んでいただける状況は嬉しい限りでしたが、対応に追われる我々スタッフは目の回る忙しさだったのを思い出します。

　そんな状況の中で、導入初日から毎日のように本機を遊技されていた一人のお客様がいらっしゃいました。その方は「高槻さん（仮名）」といい、『牙狼』シリーズのみを打ち続ける生粋のファンでした。

『CR牙狼GOLDSTORM翔』は、新装初日からホール側の赤字が続いていた状況。まさに大盤振る舞いだったのですが、高槻さんが打つ台に限っては大ハマりばかり。ドル箱タワーで煌びやかに飾られた通路の中で、彼の後ろだけはいつも寂しい状態となっていたのです。

　単純に「運が悪い」では決して片付けられない展開の悪さだったので、今でも印象に残っております。朝から1000回ハマりする事は1度や2度じゃございません。当ったとしても単発…。ドル箱のおかわりで呼び出された事は1度としてありませんでした。

　毎日のように来て下さるお客様だったので、私も陰ながら「頑張ってください」とエールを送っておりました。ただ、あまりにも悲惨な状況が続いていたので、いつしか「大丈夫かな…」と心配するようになっていたのです。

　新台入替から一週間ほど経ったある日。私の心配は不安へと変わり、そして恐怖する出来事が起きました。