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甘デジ確率で「2400発」取れる超新台も話題!実力メーカー「激熱ジャンル」で更に躍進!?

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 7/4は『ナナシー』の日である。2015年に豊丸の看板機種『ナナシー』が20周年を迎えたことを記念して登録。また、この日は伝説のパチプロ田山幸憲氏の命日でもあり、晩年に氏が『ナナシー』を愛していたことはつとに有名である。

 そして豊丸はこの7/4に新機種『P絶超電役ドラドラ天国』を発表した。権利物で名を馳せた『ドラドラ天国』のシリーズ機が17年という時を経て現代に蘇ることとなった。しかも機種名のとおり一般電役としての復活である。

『P絶超電役ドラドラ天国』は大当り確率1/99.9ながら大当りの半分で約2400発の出玉を獲得できる絶超な出玉感を搭載。さらに、大当り消化にかかる時間が約3分とスピード感も伴っている。

 もちろん、一般電役ならではの大当り中の大当り抽選も行われており、ラウンド中にボタンが出現して「絶超ノ刻」をゲットすれば保留内の大当りが濃厚。2400発のダブルロンならぬダブルツモで一気に5000発近くを獲得することも可能なのである。

 このように、名機『ナナシー』を筆頭に、豊丸ではこれまで一般電役にこだわりをみせ、数々の一般電役を生み出してきた。先の『ナナシー』や『ドラゴン伝説』はいまでもシリーズ機が継続されている。しかも、ちゃんと一般電役で。1種2種混合機が盛り上がりを見せているとはいえ、いまだデジパチ全盛の時代に快挙といえよう。

 その一般電役の伝説はまさに『伝説』から始まったのである。それが『勝負伝説』で、パチンコ機で初めて保留先読み機能を搭載した機種でもある。背景の襖で青い花が咲くと保留内の変動でスーパーリーチ確定となり信頼度も大幅にアップするゲーム性で人気を獲得。一般電役の地位向上に一役買ったマシンとなった。

『伝説』シリーズとしては『ドラゴン伝説』『UFO伝説』などがあるが、大当り確率が1/200前後と軽い当りながら2400発としっかりした出玉を獲得できる遊びやすさでパチンコファンの支持を得た。

『勝負伝説』と同時期の一般電役で忘れられない人気機種が『ドンファン』である。この機種には時短機能が搭載されていた。時短といっても電サポ機能のアレでなく、保留が貯まるとデジタルの短縮機能が働くほうのソレとなる。

 現在のデジパチでは保留が3つ以上貯まるとデジタルの短縮機能がオンとなるが、この『ドンファン』は保留が満タンになると変動が即座に停止して次の回転に移行するという機能となっていた。これによりスピーディーにデジタルを回転させ、群を抜いた時間効率が可能となったのである。

 また、このほかにもデジパチ的とは異なる一般電役も存在した。それが『アメリカンドリームP1』で、役物によって大当りが発生し、4000~5000発の出玉を獲得できるという一発台的なゲーム性を持つ機種であった。

 つづら折りのスロープに仕込まれた外れ穴を十字形の羽根で回避して1番下にある当り穴を目指す役物機構も人気の一因で、多くのファンを熱狂させた役物系一般電役の名機となる。

 トラディショナルな一般電役を愚直に継承する豊丸。このP機の時代にも確かな存在感を示す一般電役をこれからも作り続けるに違いない。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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