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「78万発」を吐き出させた「パチプロ」集団…その「伝説」をパチンコ業界「大御所ライター」が語る

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 かつて、週刊誌やテレビ番組といったメディアで取り上げられるほどの有名パチプロ集団が存在した。

 古いパチンコファンならばご存じであろう、そのパチプロ集団の名は「梁山泊」。この梁山泊とは、中国の長編小説「水滸伝」の中で主人公の豪傑たちが梁山に集まったことで、野心家などが集まる場所の代名詞として使われる言葉で、彼らは当時、悪の巣窟とされていたパチンコ屋さんに「鉄槌を下す」との意味で、そう名付けたと言われている。

 梁山泊は、西陣の『春一番』での攻略法で一躍脚光を浴びたことで知られている。この春一番はモード式の連チャン機で、大当り後に4つのモードに振り分けられる仕組み。

 首尾よく天国モードへ移行すれば速攻連チャンに期待できるわけだが、このモードは大当り中に入れ替わり、大当り終了後のモードが次回まで固定されることから、液晶上部のランプによる現在のモード判別を駆使して天国で大当りを終了→強制的に天国モードを手繰り寄せる攻略が可能だったのである。

 業界の大御所ライター大崎一万発氏の公式YouTubeチャンネル「まんぱつ」では、その攻略法について大崎氏が詳しく解説。当時、梁山泊は16人ほどのメンバーがいたそうで、78万発を吐き出させた記録が残っているそうだ。

 となると無論、入店を拒むホールも出てくるわけで、押し問答は日常茶飯事。動画内で大崎氏は、今では考えられないようなホールと梁山泊とのやり取りを回想している。

 また、『春一番』が撤去された後、梁山泊は体感機攻略を主として活動していたこと、その後、徐々に自然消滅したことなどについても解説。一時期、彼らの名を語った詐欺まがいな攻略法を販売する団体もいたが、それは梁山泊の名を買い取った怪しげな集団が「勝手に使用したようだ」といった点についても触れている。

 このほか、某週刊誌では2年ほど前に梁山泊の復活が企画されていたことも暴露。大崎氏は、パチプロ=一般客の邪魔をするイメージとなった今、昔のような「ヒーロー的な立ち位置」での復活は「難しいかもしれない」としたが、復活を「期待している節もある」とも語っている。

 昭和から平成にかけて、パチンコがまだグレー、或いはちょっと「悪」のイメージだった時代に一世を風靡したパチプロ集団・梁山泊。その伝説に興味のある方は、是非とも同チャンネルをご覧いただきたい。

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