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パチンコ副店長「1200万円」窃盗ニュースで思い出す…ホールの“裏側”!?「千円札1枚」の誤差も許されぬ「売上管理」

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 先日、衝撃的なニュースが報じられておりました。7月21日にパチンコ店副店長が金庫から約1200万円を盗み出した疑いで、逮捕されたというのです。

 この方の考えなど真偽のほどは分かりませんが、副店長という責任のある役職に就きながら、それを悪用するなど言語道断。事実であるならば、自身の罪と向き合って考えを改めてほしいと願うばかりですが…。

 本件によって、パチンコ店がどれだけ大きな金額を取り扱っているのか再認識した方もいらっしゃるでしょう。今回はそんなホールの売り上げ管理に関するお話をご紹介させていただきたいと思います。

 以前のコラムで、ホールの台データはコンピューターによって管理されていると説明させていただきました。それは売り上げに関しても同様で、「どの台にいくら入金しているのか」という詳細な情報が記録されております。

 例えば、私が1台に10万円を突っ込んで涙目だったとしましょう。その情報はサンドからコンピューターへと発信されて「この台に10万円が使われた」ということが正確に認識できるということです。

 余談となりますが、このシステムを応用してトラブルを解決することもできます。「1万円入れたのに、残高が500円しかない」といったお声をいただいた際に、入金履歴を追うことによって「実は入金したのが千円札だった」という事実を確認することが可能なのです。

 このシステムを使うことによって、1日あたりの合計入金額が正確に算出されます。私の勤めていたホールでは、役職者が閉店後にサンドから現金を回収しておりました。現金回収が終わるまでは、他のスタッフはサンド周りの機材を触れることが禁じられていたのです。

 仮に、サンドから1万円をくすねた場合は、回収額と入金額に誤差が生じるのですぐに分かります。基本的に監視カメラは24時間動いているので、窃盗する余地はありません。

 ただ、現金回収を行うのは人でございます。窃盗以外の何かしらの理由で「現金が足りない」という状況に陥ることもあるのです。この場合は全台のサンドを再確認して回収漏れがないかを確認。大抵はこの作業で問題は解決するのですが…。

 中には、何度サンドを確認しても回収額が合わないというトラブルが生じることも稀にございます。こうなった際は、見つかるまでひたすらホール中を探し回ることになるのです。

 私の場合は夜中3時まで「千円札1枚」を探し回った経験がございます。どこを探しても出てこないので「ポケットマネーから千円だすから帰らせてくれ…」という気持ちになっていました(バレたら始末書じゃ済まされないので、実際にはやっていません)。

 結局、ホールを探し回っても出てこなかった千円札は、現金を計測するセキュリティールームにて発見。絵に描いたような灯台下暗しで、何とか事なきを得たのです。

 ちょっと脱線しましたが、こうして集められた売り上げは金庫にて厳重に保管されます。勤め先のホールでは、金庫に集まった大金を完全装備した警備会社のスタッフに預けて処理してもらっておりました。数百万~数千万円もの大金ですから、厳重に取り扱うのは必然といえるでしょう。

 今回は、ホールの売り上げに関するお話を紹介させていただきました。

(文=ミリオン銀次)

<著者プロフィール>
 ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。

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