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パチンコ店「悪いのは客の方」接客の概念すらない古き時代… 過剰すぎるマニュアル接客でガチギレ寸前エピソードも

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 30年前のパチンコ店は、まだ接客という概念すらなかった時代。ホールスタッフがしてくれる仕事といえば、満杯になったドル箱の交換とメダル補給くらいだったか。遊技終了後の玉、メダルの交換は行ってくれたが、計数機まで運ぶのはお客さん自身でやらなければならなかった。

 別名「表回り」と呼ばれていたホールスタッフは島端でコーヒーを飲み、タバコを吸いながら休憩をする。そんなことがまかり通っていた。

 何らかの遊技台トラブルでも起きようものなら、「悪いのは客の方だ」と言わんばかりの勢いで対応されることも日常茶飯事。にわかには信じられないかも知れないが、どれもすべて紛れもない事実だ。

 パチンコ店で“接客”が取り入れられ始めたのは1990年代も後半にさしかかっていた頃だと記憶しているので、せいぜいまだ20数年程度だろうか。

 現在ではパチンコ店の接客もある程度の水準になっているとは思うが、当時はまだまだ“とんでもない接客”をする店も多かった。しかしそれとは対照的に、過剰なまでの接客を取り入れていた店舗も増えていった気はするが、いわゆるマニュアル通りの接客が非常に不快に思えた経験が多々ある。

 例えばこんなことがあった。

 “メダル補給で呼び出しランプを押したのに、いくら待てどもスタッフが来ない!”

 イライラしながら島端に目をやった時、ようやくスタッフの姿が視界に入ってきた。「遅いなやっとかよ」と苛立ちを覚えながらも「急いで走って来るだろう」と期待していた私はスタッフのその行動に思わず目を疑った。それと同時に怒りも込み上げてきた。

 なんと、そのスタッフは島端で“ビシッ”と丁寧に一礼をしたのだ。それは実にゆったりとした美しく動きで、まさにお手本かのような一礼だった。

 いやいや違うだろう!? 呼び出しランプの光に気付いているんだから、そこは一礼を省いてすっ飛んできてくれよ! こっちはもう随分と待っているんだよ!

 何事にも「臨機応変」とは言うが、この件に関しては臨機応変というほどでもなく、少し考えれば判断できることだと思うが、このホールの上役たちはこんな簡単なことも教えられなかったのだろうか?

 当時は私も現役バリバリのホールスタッフだっただけに、怒りと疑問でホール役職者を呼びつけたいくらいだった。

 とにかく、ちぐはぐな接客をしていた店が多かったように思えるが、大事なのはお客さんに「如何に快適に遊技してもらえるかどうか」だろう。ましてや“お客さんを待たせない”というのはホール接客の優先事項のひとつでもあるはずだ。

 最近はスマートな接客をする店が大半だとは思うが、今でも少なからず存在する自己満足な接客。どうにか見直してほしいものである。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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