パチスロ「獲得2枚でAT終了」!? 万枚マシン実戦も驚愕の結果に…

　長年パチスロを打っていると衝撃的な出来事に出会うものだ。普通であればフリーズや大量出玉の大爆発が印象に残るものだが、筆者の場合は少し違う。

　例えば何気なく遊技していると、スーツを着たサラリーマン風の中年男性に話しかけられたことがある。「財布が空になってしまったので帰りの電車賃を貸してほしい」としつこく頼まれた…あれは忘れられない。

　ホールのパチスロコーナーを散策していた折、ビニール袋に入ったキュウリで台をキープしている光景を見つけた時も非常に衝撃的であった。

　これらはユーザーに驚愕させられた思い出だが、マシンに驚かされることも稀にある。

　4.5号機の初代『秘宝伝』では青高確率中に186Gハマりとなった時は唖然としたものだ。

　同マシンの高確率は約1/16でボーナスを抽選するチャンスゾーン。従来は10Gや20Gで終了してしまうが、稀に256G継続する「青高確率」やボーナスまで継続する「無限高確率」も存在する。

　1/16に対して186Gハマり危うく256Gをスルーするところまで視野に入ってしまい、当時は困惑と恐怖で頭を抱えた。

　ART大当りで「獲得10枚で終了」という不幸を味わったことも忘れられない。これは5号機の中でも名機と名高い『バジリスク～甲賀忍法帖～II』での出来事だ。

　本機のARTは純増2.7枚のセット継続タイプ。1セットあたり約40Gとなるため、概ね100枚獲得できる計算となるが、MBでの獲得が大きいため非常にムラがあるARTであった。

　押し順ベルは15枚のため確率も比較的重く、MBも約1/16.8となっており、運悪く噛み合わなければこのような低枚数の場合も有り得る。

　そんな「最低枚数の記録」だが、昨日記録が更新された。実戦機種は『絶対衝激Ⅲ』。万枚報告も多く「神台」との呼び声も聞こえるマシンだ。

　本機のATは純増2.7枚。AT中はハズレの頻度も少なくない上、押し順役を頻繁に引いてしまうとコインの増加が遅くなってしまう。

　この時の記録はなんとトータル「2枚」。ナビがなかなか発生せず、ハズレや押し順1枚役をこれでもかという勢いで引いていたらこの有り様である。

　本機の名誉のため補足しておくが、この後は引き戻しに成功し1041枚の獲得で実戦終了。今回体験したのは非常にレアケースであろう。

　昨今は低純増のマシンがトレンドとなっているが、このような過度に低純増となる展開は勘弁願いたい。

（文=大松）

<著者プロフィール>
　4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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