パチスロART「一撃万枚」レベルの爆乗せも!? 現役屈指の爆裂マシン!!

文=堀川茂吉

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　これまで数えきれないほど多く登場してきたパチンコ・パチスロ機種。その中から個人的に強く印象に残っているマシンを、今回もピックアップさせていただこうと思います。

　過去のコラムでは『ミリオンゴッド』級のフリーズを搭載した4号機『シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか』や、「上乗せ7万7000G」という衝撃の上乗せが話題となった5号機『パチスロカウボーイビバップ』をご紹介しました。

　どちらも一撃万枚を余裕でクリアできる出玉性能を有していましたが、残念ながらホールで打つことはすでに叶いません。間もなく5号機が撤去されるという現状も鑑み、「折角ならまだ打てる爆裂5号機に焦点を絞ってみよう」と本コラムを綴っています。

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　趣向を変えてご紹介する今回の機種は『パチスロ涼宮ハルヒの憂鬱』。華やかな見た目からは想像もつかないような、強力な上乗せ性能を有する刺激的なマシンです。

　本機は約312枚を獲得できるBIG BONUSと、1Gあたり純増約1.8枚のART「激奏LIVE」を搭載したA+ARTタイプ。通常時は2種類のCZを経由してARTに突入させるのが基本ルートとなります。

　ART「激奏LIVE」の初当り時は上乗せ特化ゾーン「ハレ晴レチャンス」からスタート。突入契機はART中の上乗せ当選時の一部や、ART中に引いたボーナスで赤7揃いした際などとなりますが…。これが大事故を引き起こす、激熱トリガーの役割を果たしているのです。

「ハレ晴レチャンス」では倍率上乗せが展開され、突入時に配当となるゲーム数（5～100G）が決定されます。それを元手に毎ゲーム倍率を増やして、最終的に「配当×倍率」分の上乗せを獲得できる仕様。『パチスロ化物語』の特化ゾーン「倍々チャンス」と似たようなゲーム性です。

　倍率を獲得できるゲーム数は3G保証があり、それ以降は「約50％ or 約75％」で継続抽選が行われます。1Gで増加する倍率は「2～10倍」で、レア役成立は高倍率の大チャンス。レバーに力がこもる特化ゾーンとなっているのです。

　突入時に配当100Gを獲得したら悶絶レベル。仮に最低保証の3Gで終了し、全て2倍だったとしても600ゲームの上乗せが約束されます。10倍なんて引けた際には、それだけで1000ゲームですから…開幕から「一撃万枚」レベルの上乗せが炸裂することも少なくありません。

　ネット上では数多くの4ケタ乗せ報告が続出。中には「4800G上乗せ」を達成した猛者もいたのです。数多くのユーザーへ大量出玉をもたらしたわけですが…本機には「ハレ晴レチャンス」の他にも、強力な爆裂フラグが搭載されています。場合によっては万枚どころか「一撃2万枚」が約束されることも…。

　ART中に「BARを狙えっ！」と表示されたら大チャンス。ダブルアップチャレンジと称される本演出は、BAR揃い成功で文字通り「残りARTゲーム数」をそっくりそのまま上乗せするのです。

　残り少ないゲーム数で引いた際はガッカリですが、「ハレ晴レチャンス」で爆乗せした後にBAR揃いすれば激アツ。1000G残っていれば2000Gになりますし、先述したような「4800G上乗せ」の直後に引けば万枚どころか2万枚も見えてきます。

　まさに無限の可能性を秘めたドリームマシンといった印象ですが…現実はそんなうまくいきません。私も大事故を期待して何度か打ったことがありますが「ハレ晴レチャンス」の配当は大半が5Gや10G。もはやART駆け抜けが当たり前といった状況でした。

　大量出玉の道のりは険しいですが、それでも平然と4ケタ上乗せをやってのける本機の出玉ポテンシャルは非常に魅力です。現存する5号機の中で、万枚を達成できる数少ないマシン。ホールから姿を消すその日がくるまで、可能な限り本機に挑戦したいと思います。

（文=堀川茂吉）

<著者プロフィール>
　オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。