
パチスロ「初のBタイプ機を待ち受けていた厳しい現実」~4号機名機伝説~ 『トロピカーナ』後編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.74】
伝統あるネーミングを冠し、史上初のBタイプ機としてセンセーショナルなデビューを果たしたユニバーサル系メーシー販売の4号機第1弾『トロピカーナ』。
一般的なAタイプと比べビッグの獲得枚数が3分の2程度と少ない反面、「確率が高く当りやすい」ということで注目を集めたわけだが、結果から言うと、残念ながら市場の反応は芳しいものではなかった。
「確かに当りは軽いが、出玉が少ないからぜんぜん増えない」
「これじゃあ、まるでデキの悪いハネモノみたいだ」
「やっぱり、フツーのAタイプの方が出玉感があっていい」
発表当初こそ、未知なるBタイプ機のゲーム性に対する期待の声が高かった。しかし、いざホール導入されると、そんな風に出玉感に対する不満を訴える声が噴出。
導入直後の高設定営業ならともかく、低~中間設定メインの平常営業となると、やはりREGが無いぶん、どうしてもボーナス間が間延びして緩慢な挙動と出玉推移になりやすかったのだ。
メーカーあるいは販社も、そうなることをあらかじめ想定していたのだろうか。無制限営業ではなく、ラッキーナンバー制での営業を推奨。実践していたホールも少なくなかった。
どういうことかというと、『トロピカーナ』のシマに3桁の7セグデジタルが内蔵された専用の呼び出しランプが装備されており、ビッグが入賞すると(終了時だったかも知れない)デジタルが始動。「FFF」など特定のゾロ目が停止すれば無制限あるいは次回のビッグあるいは特定の終了ナンバーが停止するまで持ちコイン遊技が可能というものである。
当時は7~8枚の低レートがメインだったので、「現金投資比率を上げることで高設定を多用することが可能」という触れ込みだった。
パチンコのデジパチでは当時、40玉交換のラッキーナンバー制が一般的だったので、「なるほど」とは思った。が、これも受け容れられることはなかった。
「ただでさえ出玉が少ない上に、ラッキーナンバーが出なければ交換しなきゃならないなんて…どんだけセコいねん!!」
実際、当時ホームグラウンドとしていたN区E駅前の店がラッキーナンバー制で営業していたのだが、そんな声があちこちから漏れ聞こえてきた。
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