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新台「最大10R×高ループ」の強甘デジも話題のメーカー…静かな革命を起こした歴史を辿る

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 寒さが急激に厳しさを増す時期であるが、三洋物産から灼熱の太陽とご陽気なサンバのリズムが聞こえてくる夏をモチーフにしたマシン『ギンギラパラダイス夢幻カーニバル』のシリーズ最新作が発表された。

PAギンギラパラダイス夢幻カーニバル強99ver.』は大当り確率が約1/99.9の甘デジタイプで、RUSH突入率が約41%、トータル継続率が約77%の強力な出玉性能が武器となる。

 ゲーム性は時短の振り分けから察するにミドル・ライトミドルと同様のようで、初当りでは主に時短15回の「ギンギラタイム」に移行し、そこで大当りを引けば45回転の時短「カーニバルRUSH」に突入。さらに時短が269回転となる上位RUSHも存在するようだ。

 また、通常確率で299回転を消化させると発動する遊タイムも搭載。発動時には379回転の電サポモードが付与され、大当りとRUSH突入を強力にサポートしてくれる。最大出玉は10ラウンド約900発。「強」の文字通り、破壊力を期待できるスペックとなっている。

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『ギンギラパラダイス』といえば『海物語』の前身機として三洋の権利物のなかでも大きなヒットを記録した機種。三洋としてはわりと得意なジャンルであり、前述の『海物語』や『大工の源さん』などのレジェンドマシンのせいでデジパチの印象が強くなるが、権利物でもスマッシュヒットを連発しているのである。

 この『ギンギラパラダイス』や『ニューロードスター』に代表される軽い初当りで確変1/2のスペックでもほかに『CRメルヘン2』がある。風船に数字の描かれた図柄と大当り時の綺麗な町並みはまさにメルヘンだが、スペックも激甘と夢の持てる機種であった。

 ほかの有名どころとしては『ニューヨーク』や『来々軒』の名が挙げられよう。どちらも2回権利物で出玉感を持ちながら、デジタルが揃えばほとんど権利を獲得できる、よりデジパチに近い感覚で遊べたゲーム性がファンに受け入れられた要因のひとつでもある。

 ちなみに、『ニューヨーク』は右打ち中の回転体を権利物に取り入れた元祖ともいえる機種で、スムーズに大当りラウンドを消化することができるようになったのである。ただ、通常時もこの回転体を止め打ちで狙い賞球を稼ぐ攻略要素が生み出されたことにもつながった。

 一方の『来々軒』には前後賞というおもしろシステムが搭載されていた。これはリーチ図柄のプラスマイナス1コマで停止しても当りになるというファンにとっては非常にありがたい機能である。

 この前後賞は『パニックコスモ』や『ランナー』、『スマイル』といった機種でも採用され、三洋が好んで使用していた新機軸機能で、京楽の『ピンボール』でも取り入れられていたが流行はしなかった。

 デジパチの「敷居の低さ」をもたらし、『海物語』ほどではないが静かな革命を起こした三洋の権利物はアツい機種が揃っているのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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