GJ > パチンコ・パチスロニュース > パチンコニュース > 「爆裂タイトル」最後を飾る新機種を発表した老舗メーカー…CR時代の歴史を辿る
NEW

パチンコ「爆裂タイトル」最後を飾る新機種を発表した老舗メーカー…CR時代の歴史を辿る

【この記事のキーワード】,

パチンコ「爆裂タイトル」最後を飾る新機種を発表した老舗メーカー…CR時代の歴史を辿るの画像1

 西陣は『P花満開 月光』の甘デジタイプを発売すると発表した。本機は、長きにわたり西陣の屋台骨を支えてきた爆裂タイトル『花満開』。その完結編『THE FINAL』としてリリースされたミドルマシンを遊びやすい仕様にしたものである。

 大当り確率が1/99.9ながら連チャンのトータル継続率が約71%と高く設定されている。また、ミドルタイプと同様にC時短と呼ばれる突発時短が搭載。時短終了時の残保留で抽選される突発時短を引き当てることで、電サポモードが延長されるゲーム性となっている。

 さらに遊タイムも搭載。通常確率で250回転すると379回の電サポが発動するようになっている。先の突発時短では、それ自体で引き戻しが叶わなくとも遊タイム発動を有利にするネオ時短の交互作用も期待できるのである。

 さて、残念ながら本作でその歴史に幕を下ろすと思われる『花満開』だが、終わりがあれば始まりがある。西陣の最初にリリースしたCR機をご存知だろうか。それは『CRうちどめくん』である。

【注目記事】
「期待値2倍!?」のCZを搭載した次世代パチンコ登場! 新台分析- P刀使ノ巫女-
パチンコ「一撃10万8000発」マシンが好調の大手メーカー…P機初の天国モード搭載機を発表!!

 1992年に登場。大当り確率が1/262.6、1/283.4、1/306.8の三段階設定で、確変割合は4/15。大当り図柄が数字の0~9とN、P、当、$、¥の15通りで、そのうち「3・5・7・当」が揃うと確変に突入する。ただ、確変中は今とは違い電サポ機能が作動せず、ただ確率がアップしているだけの状態となる。

 出玉は最高16ラウンド継続の約2400発。アタッカーはウイング式で内部にドル箱を抱えたキャラクターのギミックが搭載され、見た目にも楽しげな雰囲気となっている。

 ご覧のとおり、CR機といっても過激な連チャン性能は搭載されていない。本機には兄弟機として現金仕様の『パーラーキング』や『銀玉人生』といった機種が存在していたのだが、これらのほうがよっぽど爆発力を有していた。

 特に『パーラーキング』は強力な数珠連チャンが特徴となるマシンで、大当り後は8回転限定で大当り確率がアップするSTのようなゲーム性となっていた。しかも、天国・地獄のモードが組み込まれており、ツボにはまれば一気呵成の大連チャンを味わうことができるのである。

 この時期のCR機は、このような行きすぎた連チャン性能を規制する意味合いもあったので、初期のCR機は穏やかなスペックが多い。

 一方、演出面で注目したいのが蛍光表示管によるドット式の表示を採用したデジタル画面である。このドットで展開されるデジタルアクションは、のちの大ヒット機種『CR花満開』で文字通り”開花”した。

 本機は丸ドットだが、図柄が崩れるように変動する様子は、『花満開』の「花びらリーチ」の元ネタとなる演出である。確変図柄におけるリーチでのみ発生した特別感のある演出はまさに「ラッキーリーチ」となる。

 CR機の一番隊として登場した『CRうちどめくん』は『花満開』につながり、兄弟機の『パーラーキング』や『銀玉人生』には『パチンコ大賞』のキャラが描かれているなど、歴史の連動も感じさせてくれる西陣のパチンコなのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

パチンコ「爆裂タイトル」最後を飾る新機種を発表した老舗メーカー…CR時代の歴史を辿るのページです。GJは、パチンコ・パチスロ、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • パチンコ
  • パチマックス
  • 総合