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2022.03.03 10:00

JRA ノーザンファーム系「お気に入り」G3にダービートライアル化が加速、皐月賞(G1)を回避してまで有力候補を送り込む伝統重賞の魅力とは
文=坂井豊吉
「毎日杯の舞台は先述の通り差し馬が有利で、瞬発力勝負になりやすいです。昨年の秋華賞(G1)当日がいい例なのですが、阪神芝2000mの秋華賞の上がり3ハロンが36秒5に対して、秋華賞前の芝1800mの西宮S(3勝クラス)は上がり3ハロンが34秒2でした。
阪神芝1800mは上がりの速い瞬発力勝負になりやすく、これは日本ダービーにも通じます。日本ダービーも例年の上がり3ハロンが34秒台と、切れる脚を求められるため、ダービー前の力試しにうってつけと言えるかもしれません。
また、開催時期もダービーの約2ヶ月前と余裕がありますし、ここ5年の出走頭数も最多で13頭と除外されるリスクも少ないです。頭数が少ないということは、それだけ勝つチャンスが増えますので、賞金加算もしやすい。勝てばダービーへ向けてじっくり調整できますし、仮に負けても京都新聞杯(G2)などに切り替えればいいことです。
今後、ダービー前に毎日杯を挟むクラシック有力候補は増えていく気がしますよ」(同)
ノーザンファームを中心に「ダービー前哨戦」として価値が上がりつつある毎日杯。果たして今年はどのようなレースが繰り広げられるだろうか。
(文=坂井豊吉)
<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……
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