パチスロ5号機「フリーズ搭載」の先駆者？ 伝統的なリーチ目＆豊富な演出を楽しめた名作!!

■次世代遊技機に大注目！

　先日「スマートパチンコ」「スマートパチスロ」と呼ばれる次世代遊技機の説明会が開かれたそうで、多くのユーザーから注目を集めていますね。「スマートスロット」は今年11月、「スマートパチンコ」は来年1月の登場を予定しているようです。

　とはいえ、過去には「22年4月頃を目標」「22年7月には登場予定」との声もあがっていました。でも結局は、現在まで登場していません。新型コロナウイルスによる部材確保の問題があり遅れてしまったようですが、果たして今回はどうなるのでしょうか？ 動向に注目ですね。

　現在パチスロ界では、次世代遊技機より一足早く登場した「6.4号機」や「6.5号機」も話題となっています。6.4号機では「有利区間ランプの点灯義務が廃止」、6.5号機では「出玉上限が差枚数で2400枚」「有利区間ゲーム上限が4000G」となることが発表されていますね。楽しみな反面、ヤメ時が難しくなりそうなので怖い気持ちもありますが…。

　6号機の登場から早4年となりますが、かなりハイペースで規制の緩和が続いているように感じますね。業界も大変そうです。

■パチスロ5号機「フリーズ搭載」の先駆者は？

　さて、話は変わりますが5号機時代のお話を少しだけしましょう。実は5号機が登場した当初は「フリーズ演出」や「リール回転順の変化(リール演出)」のようなものは禁止されていたのです。このような演出が認められるようになったのは、5号機登場から3年が経過した2008年でした。

　そこで気になるのが「先陣を切って5号機にフリーズ演出を搭載した機種は何だったか？」ということ。『キャッツ・アイ』(オリンピア)や『交響詩篇エウレカセブン』(サミー)を思い浮かべた人も多いでしょうが…不正解です。

　先駆者とも言える機種は『スーパージャックポット』(ヤーマ)だったんですね。「これは分からない…」という声も聞こえてきます。筆者も同じ気持ちでした。

　そんな『スーパージャックポット』は2008年7月に登場。ボーナス＋RTタイプで、BIG確率は約1/292(設定1)～1/256(設定6)、REG確率は約1/399(設定1)～1/315(設定6)です。

　合成確率は約1/168(設定1)～1/141(設定6)。RT搭載ですが実質天井からのみ発動となるため、メインはボーナスの連チャンのみで出玉を伸ばしていくゲーム性となっています。

『ジャックポット』シリーズ伝統の「リーチ目」でボーナスを察知することもできますが、下パネル消灯や無音・遅れ発生でボーナス確定となる違和感演出も数多く搭載していてユーザーを飽きさせない工夫がされています。

　そして本機では、使用が許可されたばかりの「フリーズ演出」や「リールが右から始動する」などといった演出もてんこ盛り。「使えるようになったからとことん使ってやれ！」という開発者の思いが感じられる機種でした。

　この『ジャックポット』シリーズは初代が「岡崎産業」から発売され、その後「ヤーマ」から「アクロス」と引き継がれています。6号機での登場も期待したい…そんな思いをお伝えしたところで、今日はお別れしたいと思います。

(文＝いかするめ）
<著者プロフィール>
　パチンコ・パチスロ共にプレイするヘビーユーザー。バラエティコーナーに設置された機種やマニアック台を好んで遊技している。NET、平和の機種が好きでお気に入りは『アカネ55』と『CRぱちんこRio2 RainbowRoad』。アニメ系・萌え系台が好きなのに相性がよくないことが最大の悩み。

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