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パチンコ人気シリーズ「爆速スペック」登場で考えたこと…【濱マモルののほほんコラムVOL.175~イメージチェンジ~】

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濱マモルののほほんコラムVOL.175~イメージチェンジ~

 予想以上の変貌ぶりだった。なにがって、SANKYO発売、ジェイビー製造『PフィーバークィーンRUSH』のことである。

 古くからパチンコを嗜む我々おじさん世代、もしくはそれ以上の方々は全員知っているであろう『フィーバークィーンⅡ』。1993年に登場したドラム式デジパチの名機で、ダブルリーチは大当り期待度がそのまま2倍になるアツさ、大当り後は約20%保留玉連チャンする程よい連続性、じわじわと盛り上がる心地良い音楽などで多くのファンに親しまれた。

 CR機の全盛期には、大当り確率約359分の1の『CRフィーバークィーンJX』として復活。ただ、近年では甘デジでのリリースが続き、どちらかと言えばシリーズを通して遊べるマシンとの印象が強い。

 翻って、『PフィーバークィーンRUSH』は大当り確率199.8分の1のRUSH搭載機だ。大当り出玉は全て10R約1,000個で、初当り時の70%で時短5回+残保留1個の「チャレンジタイム」へ移行。この間の図柄揃い確率は約6.9分の1、連チャン率は約66.6%で、ここで大当りを引き、尚且つ約33.4%の壁を突破できれば時短10回+残保留1個、継続率約82.0%の「クィーンRUSH」へ昇格する。

 正直、スペックを読んだだけでは、ざっくりとしか出玉イメージは湧かない。まぁ多少は攻撃力が増したとはいえ、初当り確率は199.8分の1だし、基本的には遊びやすいライトミドルなのだろうと高を括っていたが、それは大きな間違い。これまでの印象は何処へやら、まるで違うゲーム性と出玉推移に驚愕した次第だ。

 先述の通り、大当り出玉は全て10R約1,000個と、常にまとまった出玉を得られる。よって、1回当てられればしばらく追加投資をしなくて済むのだが、コイツの醍醐味であるクィーンRUSHへのハードルはかなり高く、この日は初当り6回で突入1回、ざっと見渡した限り、周囲も似たような塩梅だった。

 その分、クィーンRUSH中の出玉増加スピードは他のハイスペックマシンと遜色なし。この日の最大連チャン数は6連、約5,300個の出玉だったが、ものの12分足らずで一気に吐き出される様は、まさしく圧巻のひと言である。

アタシもイメチェンをしてみようか

 数年前、小学校時代の友人たちと卒業式以来の再会を果たした時のことだ。当時、アタシは自分で言うのもアレだが、なかなか可愛らしい少年で、成績も上々だった。周囲からは比較的優秀な分類と判別されていたそうだが、久しぶりに見たその姿は、職質一択の髭ロン毛でやや薄毛。まぁ相手も絵に描いたような肝っ玉母さんに成長しており、一切、面影がないお互いのビジュアルに笑い合い、酒が進んだものだった。

 思えば十年以上、この風貌だ。フィーバークィーンシリーズが突如としてゲーム性を刷新したように、アタシもイメチェンをしてみようか。試しに娘に提案したところ、「特徴がなくなって似顔絵を描きにくくなるから嫌だ」と即答されました。
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濱マモル

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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