スマスロで一人負け状態… MAX90％ループの合法連チャン機、出遅れの巻き返しなるか!?

　スマスロの導入開始から約1ヶ月、遅れてきた大物『HEY！エリートサラリーマン鏡』（パオン・ディーピー製）の参戦も始まり、ますますの盛り上がりに期待したいスマスロ戦線。

　スマスロ全体の導入店舗も当初より数百店舗ほど増え、現在は『革命機ヴァルヴレイヴ』約3100店舗『バキ強くなりたくば喰らえ!!!』約2800店舗、『スマスロリノヘブン』約1400店舗に最新のパオン・ディーピー『HEY！エリートサラリーマン鏡』が約3100店舗（いずれも12月10日現在）という状況です。

　注目されていたスペック面では、やはりというかヴヴヴが頭一つ抜けている様子で、大量出玉の報告も相変わらず絶えないようで中古価格も爆上がり。その反面、一人負け状態なのが山佐の『リノヘブン』でしょうか。

　稼働率もそうですが、平均中古価格もヴヴヴが200万円超えなのに対し、『リノヘブン』は早くも20万円以下という落ちっぷり…そこで今回は、大の山佐フリークである私がその実力に迫るべく実戦して参りました。

　前回のヴヴヴ実戦では4000枚を獲得するも序盤の大量投資が響き惜敗しましたが、今回はサクッと当りサクッと1000枚超のメダルを獲得。ヴヴヴ同様に一撃万枚クラスの報告もありますし、十分にヤレそうなマシンではあります。

　ヴヴヴで大量出玉を獲得するためには、継続率90％の上位AT「超革命ラッシュ」へブチ込む必要がありますが、こちらも同様に「裏天国（BBのみが90％ループ）」に入れてナンボといったところでしょうか。打感的には完全に『沖ドキ』。中身もよく似ております。

　しかし、その沖ドキに似ているという部分が結果的に仇になっていると感じました。2015年の『リノ』以降のシリーズとしては、その面白やアツさは「トマト」に集約されていましたからね。

　今作では、そのトマトが完全にプレミアム（約1/6500）扱い。しかもトマト揃いから裏モード移行率は50％ですから、ハズレの方の50％を引いちゃうとあまりに寒い。このトマトの扱い方はファンとして非常に残念です。

　もともとコアなファンの多いニッチ向けのマシン。熱烈なトマト信者にそっぽを向かれるような仕様にしたことには疑問符がつきます。かといって、沖ドキユーザーを取り込めるかというと、そうでもなさそうですからね。

　他機種と比べて完全告知タイプという点も若干地味な感じがします。ただし、光り方による示唆演出も豊富で、ある意味スルメ台になる可能性も秘めているような気もします。それにヴヴヴのような激荒タイプでもないので、良くいえばサクッと遊びやすいスぺックといえそうですね。

　また、ファン感涙の山佐“神サウンド”がズラリと収録されている点も◎。あくまでもオマケ的な要素ではありますが、私は2連目以降に選択可能な『ピカ吾郎音頭』を聴きながらノリノリになっちゃいました(笑)。

　というわけで、なかなか苦しそうなリノヘブンですが、5号機時代の『バジリスク絆』や『沖ドキ』がそうであったように、稼働もパッとせず中古価格も20万円くらいからの大ブレイクで中古価格200万円超えといった例もありますからね。

　さすがにそこまで望むのは欲張りでしょうけど、何とか少しでも盛り返してほしいものです。直近では、ユニバーサルグループの6.5号機『沖ドキ！ GOLD』やネットの6.4号機『もっとチバリヨ30』も控えておりますが、ここからの巻き返しに期待したいところです。