高継続率と出玉性を高次元で実現した「豪塊」スペック！ いまだヒットなしの「実はスゴイ」シリーズ最新作

「バンプレスト」は景品を獲得することを目的としたアーケードゲームの景品を企画供給をメインとする会社であり、いまは「BANDAI SPIRITS」の同事業ブランドとなっている。

「豪塊」のコンセプトに刺激を受けたようなパチンコ機が存在

　景品としてフィギュアなども手掛けているが、迫力と躍動感を追求した「豪塊」と呼ばれるシリーズも展開。今にも動き出しそうなエネルギッシュでダイナミックな造形で人気を博している。まさに「ゴウカイ」なフィギュアなのだが、実はこの「豪塊」のコンセプトに刺激を受けたようなパチンコ機が存在するのである。

 『P真バジリスク～甲賀忍法帖～豪塊W319ver.』は、先に登場したライトミドルバージョンのスペック違いなのだが、流れとしては2つの出玉機会モードを搭載した『Pバジリスク ～桜花忍法帖～』のようなゲーム性となっている。

　そのシステムは豪快で、10ラウンド大当りを引くまでモードが継続する「真瞳術RUSH」を消化したあとに継続率85％のメインモード「真バジリスクタイム」に突入するという二段構えの連チャン機能を搭載しているのである。

大連チャンを期待できる強力なダブルRUSHを搭載

　通常時大当りの50％で100回転＋残保留1個の「真瞳術RUSH」に突入。本機の右打ち中の大当り確率は1/3.72なので次回大当りが濃厚となるループ式のモードだが、大当り時の振り分けが80％で同モードループ、残りの20％を引くと5回転＋残保留1個の「真バジリスクタイム」に移行するという流れ。

「真瞳術RUSH」で連チャンが終了することがないという意味では「真バジリスクタイム」が下位モードという位置づけにはなるが、前述したようにループ率が85％と非常に高いものなので、こちらもで大連チャンを期待できる強力な「二の矢」といった印象である。トータルの継続率は約93％にも上るのである。

　しかも、「真瞳術RUSH」がすぐに「真バジリスクタイム」に移行したとしても、初当り時も移行時も10ラウンド大当りが確約されているので合わせて約2700発を獲得できるとミドルスペックならではの迫力と躍動を伴った出玉感も備わっている。

　さらに「真バジリスクタイム」からでも「真瞳術RUSH」に再突入する可能性が残されており、より強力なスペック性能を持った機種としてすさまじい進化を成し遂げているのである。

　一説によれば、RUSH突入時は平均14連以上で7500発オーバーの出玉を獲得できるという。高継続率と出玉性を高次元で実現した「豪塊」そのもののマシンなのだ。

　しかし、これまでのシリーズ機でパチンコファンに明確なアピールをできなかったからか、パチスロメーカーに対するファンのありがちなレッテル「パチンコはちょっと……」という風潮がそうさせるのか、イマイチ話題にのぼらない。

　ただ、一部の目利きファンの間では「スペックすごい」「なかなかないゲーム性」「かなり魅力的」と評判になっているような面もある。実はすごかった埋もれ台として、好き嫌いや先入観なしに強力な出玉性能を体感してほしいところである。