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もう一度「西陣の羽根物が打ちたい」…老舗パチンコメーカーが廃業を発表した衝撃

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老舗メーカーが廃業を発表した衝撃

 ちょっと衝撃的すぎました。まさか、まさか西陣が廃業するなんて。あの西陣ですよ? かつては桐生御三家としてパチンコ業界を牽引してきた名門メーカー。西陣がなくなるなんて思いもよりませんでした。

 わりと前に、とある遊技機メーカーの社員さんが「絶対に潰れません」と豪語していた姿をふと思い出し、それからマルホン、高尾、そして西陣とこんなことになって、何が起こっても変じゃないそんな時代だなと隔世の感を禁じえません。

 私にとって西陣といえば「羽根物」。仕掛けの凝った職人技の冴える名作揃いといった印象です。そんななかでも遊び心を忘れない台が多く、大いに楽しませてもらいました。

 どれが1番と順位をつけるのは難しいですが、最初に思い浮かぶのは『ニューモンロー』ですね。新要件ならではの大量出玉を期待できる分、V入賞はなかなかに厳しいものがありましたが、それを吹き飛ばすような過激なギミックの仕掛けが最高でしたね。

 仕掛けといえば、忘れちゃいけない『びんびんバラエティ』。内部に継続率の異なる3つの役物を搭載し、ラウンドごとに「ドリフのコント」よろしくステージが回転してセットチェンジならぬ役物チェンジが行われるとか天才です。

 同じ新要件でもこちらは遊びやすかった『ダービーキング』も思い出深い一台。馬の口の中にVゾーンがあるなんてどんな発想なんだと驚いたものです。また、貯留穴にスポッと入った玉が勢いよく発射されたり、それをパクっと口でキャッチしたり、と立体的でダイナミックな玉と役物の動きが最高です。

 さらに、古い機種だけでなく2000年代に登場した羽根物も心を躍らせるものが多く、『道路工事』のモチーフをセルフオマージュした(?)『鉄骨親父』やこちらも『スケボーキッズ』に似た雰囲気を感じられる『バンバンジャンプ21』など、かつての隆盛を想起させる力作となっています。

願わくば、もう一度西陣の羽根物が打ちたい

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 もちろんデジパチにもお世話になりましたが、『花満開』や『春一番』、これは権利物ですが『ラプソディ』などのいわゆる爆裂マシンとは一定の距離を置き、ちょっと古いところでは『メタルアーミー』や『ラッキートマト』といった現金時短機を愛でていました。

 こういった歴史が過去のものになり、いつしか消え去ってしまうのかと考えると来るものがありますが、どうやら「ソフィア」は残るっぽいみたいな雰囲気ですよね。

 となると話はけっこう違ってきます。西陣は販売部門の看板で、パチンコ機の製造に関しては先ほどの「ソフィア」が担っていますので、遊技機づくりの灯が消えたわけではないということになります。あくまで機械を売る会社がなくなった。そういう認識で合ってますか? 

 まだ第一報が出たばかりで、詳しくはわかっていない現状もありつつといったところになっています。作ることに特化するとか、もしかすると新台は作らないんじゃないかとか、可能性はいろいろありますが、なんにせよ事業を縮小する方向にいくのは間違いない状況かと。

 続報を注視したいところでありますが、とにもかくにも、願わくば、もう一度西陣の羽根物が打ちたいですね。

大森町男

大森町男

羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

Twitter:@machioooo777

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