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【パチンコ店】過去に発生した「不正カード問題」…驚愕の方法で得していた知人の話

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システムの普及と同時に発生した「不正カード問題」

 1992年に登場したCR機。それに先立ち1990年に登場した「パニーカード(関西)」と「パッキーカード(関東)」を記憶されているでしょうか。もう30年以上も前のことですが。

 パチンコ店における金銭の流れを透明化するために導入されたプリベイドカードシステムでしたが、当然ながら始めは導入を渋るホールが多数でした。しかし、西陣がリリースした『CR花満開』等の大ヒットによりカードシステムは爆発的に普及したのです。

 それと同時に発生したのが「不正カード問題」。あの頃はまだ裏ROMや裏基板を取り扱う業者も普通にいましたが、不正カードに関しては専門知識も要らないため、P業界とは全く関係ない輩が売り捌いていることもありました。

 私自身は不正カードを買ったこともありませんし使ったこともありませんが、現NTTが販売していた『テレホンカード』と同じ単純な磁気カードでしたから…偽造も簡単だったみたいです。

 それこそ社会問題にまで発展したテレホンカードの偽造品と一緒で、少し怪しげな外国人が『パニーカードあるよ、パッキーカードあるよ』などと客を呼び込みながらその辺で堂々と売っていることも珍しくなかったのです。

 知り合いには不正カードを買ったことのある者もいましたが、悲しいかな不正カードを使って儲かったという人はほとんど見かけなかったんです。だってホラ、結局は使い果たして負けちゃうでしょ。

 不正カードの価格は額面の3~7掛けくらいでしたが、こういった不正カードに手を出すようなパチンカーは、とことんまで突っ込んじゃう性分でしたからね。多少安く買えている分だけ損が少ない、そんなところじゃないでしょうか。

 結局それで一番儲けたのは不正カード製造業者や売り捌く大元。あとは小売で利ザヤを稼いだ人たちくらいといったところでしょう。

確実に儲けていた知人の知人…その方法とは?

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 でも、それで確実に儲けていた知人の知人が1人だけ存在したんですね。その方法というのが「打たずにそのまま交換する」という、ある意味驚きの方法でした。

 交換率ギャップも大きかった時代ですが、バレない程度に玉を借りては流す。これを本当に目立たないように少しずつ、1日に何店舗も回って1度行った店は1週間以上行かなかったと聞きます。

 出玉の交換も、現在のようにスタッフがする訳ではなくセルフでしたしね。大量に流す訳でもなく、バレにくい要素は他にもあったとは思うんですけどね。

 これで月に数十万円相当は得していたというのですから、堅実ですし大したものですよ。思いつきそうで思い浮かばない方法。何よりパチンコ台を目の前にして打たないという自制心がスゴい。私には無理です。

 それからしばらくして不正カードは5000円・10000円など高額カードの廃止、ハウスカード化などの対策がなされ現在のシステムへと落ち着く訳ですが、その被害額は数百億円とも言われています。

 ましてや30年くらい前の数百億円。とんでもない金額ですね。一説では表に出てこなかったのも含めると、その数倍ともいわれておりますが…一体どこに消えていったんでしょうか。今となっては闇の中ですね。

電撃しらっち

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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