新型コロナ影響と「軍団」の共通点!?【濱マモルの のほほんコラムVol.35 買い占め】


 パチプロ及びスロプロ。パチンコやパチスロの収支で生計を立てる人々のことであり、今も昔も様々なスタイルがある。

 昔は、そこそこの結果を得られれば撤退して常連客に譲る……といったプロもいたと聞く。共存共栄。ひとりで勝ち過ぎずにみんなで楽しむ。時代背景もあっただろうが、そんな美徳はもう今は昔なのだろう。

 昨今のプロは「高設定を掴んだら閉店までぶん回す」のが基本。そりゃあ毎日高設定を掴める保証はないし、高設定を打ち続けても納得の収支を得られないこともあるのだから、休憩もせずにひたすらレバーを叩く気持ちは分かる。

 アタシは目標の勝ち金に到達、或いは満足したらヤメるタイプだが、それはあくまでライターという本業があるから。まぁフリーランスという立場上、「明日はどっちだ」的な生活に変わりはないものの、ぶん回すよりも「酒を飲みたい」という思考が働く人間だ。

 ところで、以前にもコラムで書いた新型コロナウイルスはいまだに収束が見えず、マスクの品薄状態が続いている。そんな中、今度はトイレットペーパーやティッシュペーパーも各所で売り切れとのこと。

 情報の少なかったオイルショック時代じゃあるまいし、なぜトイレットペーパーやティッシュペーパーまで買いまくるのか。この行為はほとんど、軍団のそれと変わらないではないか……と考えてしまうのである。

 軍団。その定義は分からないし、そもそも知りたくもないが、まぁ端的にいえば全台高設定シマがあれば占拠したり、高設定台を見付けては後ろや横でうっとうしいほどに張り付く人々だ。

 多勢に無勢。向こうは大人数であることが多いからひとりでは太刀打ちできないし、特定日だけ現れるようなヤツらは後先考えずに傍若無人に振舞う。自分たちだけが良ければいい。

 そんなさもしい発想は売り切れになるほどこぞってトイレットペーパーやティッシュペーパーを買いまくる人々も同様なわけであり、正直、そのようなニュースを見ると悲しい気持ちになるのである。

 日本人が持つ謙虚さはどこへいった……などと古臭いことはいわない。ただ、このままマスクどころかトイレットペーパーやティッシュペーパーも外道どもが転売するような状況になったら、当方重度の花粉症、サラサラ透明な鼻水を垂らしながら外を歩いていても笑わないでくださいね。
(文=濱マモル)


 
 
 
 
 

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