人生は「名残惜しいくらいがちょうどいい」今春に逝去したパチスロライター・マエダ氏の「ザ・ノンフィクション」へ反響

 9月12日、当サイトでも報じた通り、今年春に逝去したパチスロライター・マエダ氏の「ザ・ノンフィクション」がフジテレビで放送された。

 マエダ氏は、ガイドワークス「パチスロ必勝ガイド」を中心に活躍した人気ライター。パチスロ設定師時代に培われた洞察力と豊富な知識、ゲスさを前面に押し出したキャラクターで業界内からも多くの支持を集めた。

 そんなマエダ氏は2018年に癌を患い、手術を繰り返すも全身に転移。2020年4月には自身のツイッターでその旨を公表し、「パチスロは勝ち越せたのに、ガンに完敗した男の残りXヵ月、始めま~す!」と綴った。

 以降、自身の近況や病状をつぶやき続けたマエダ氏は「最後まで楽しく」と、仲間たちと共に終活した。その模様を追ったのが件の番組であり、番組内では同じくライターである元営業課長みそ汁氏らとの大阪旅行などが紹介された。

 東海道新幹線「こだま」で4時間かけて大阪入りしたというマエダ氏らは、「どこにでもあるだろう」と自ら突っ込みながらもパチスロや麻雀に興じた。一方、食事ではマエダ氏が下調べしたというお好み焼き屋さんや、串揚げ屋さんへ足を運んだようだ。

 マエダ氏の終活に、仲間たちは特別扱いせずに接した。その理由について、みそ汁氏は過去に友達が病気で他界した際、「(病気に)触れたくなくて、冷たくしてしまった」と回想。結果、「友達なのに、友達じゃない感じで終わってしまった」と後悔したそうで、マエダ氏については「癌をいじってでも一緒にいたい」と考えたそうだ。

 一方、当のマエダ氏は体調が許す限り、仕事を継続。原稿執筆時にはカメラの前で「段落と段落の間は絶対に改行したい」といったこだわりを語り、「これでお金をもらっている。こだわらなきゃダメ」「こだわらなかったら、やる意味ない」とプロ意識を見せた。

 また、番組終盤では沖縄旅行の模様も紹介され、かつての同僚ライターと海水浴をする場面も。沖縄の街並みを眺めたバツ2のマエダ氏が、ふと元妻との思い出をよみがえらせるシーンも映し出された。

「ようやく死ぬ死ぬ詐欺が詐欺じゃなくなりつつある」。そう苦笑いしたマエダ氏は、沖縄の青い海を眺めながら、「いい思い出になった」とつぶやいた。

「名残惜しいくらいがちょうどいい」と45年の人生を振り返ったマエダ氏の終活は、次回も後編として同局で放送される予定だ。

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