パチスロ『番長』シリーズ新作登場？ 大都技研が「パチスロ界の歴史に……また1ページ」!?

「大都技研HP」より

　昨年よりビッグネームが続々と登場していたが、苦戦を強いられていたパチスロ新基準機。未だ旧基準5号機が設置されていることを考えれば、全体的にマイルドになった新基準機が敬遠されることも仕方がないことかもしれない。

　ただ大都技研がリリースした『押忍！ 番長3』は、新基準機がホールの主軸になれる可能性を証明してみせた。あらゆる場面でベルがカギを握り、初当たりは基本的にARTスタート。これまでの土台に新たな要素が加わり、進化したゲーム性はユーザーの心を完全に掴んだと言えるだろう。

　4月の導入後も高い稼働を維持している『押忍！ 番長3』。出玉性能が大きく見直された6号機時代突入前に、必要不可欠だった5.5号機のヒット作である。

　そんな『番長』シリーズより新作が出る？ 予てより開発が噂されていた大都技研の新作は、大ヒットシリーズ『番長』のスピンオフ作品として登場予定のようだ。

　大都技研は、パチスロ新台『盗忍！ 剛衛門』のティザーPVを公開。見覚えのある滝修行や対決シーン、次回予告などPVは『番長』シリーズを彷彿とさせる内容になっている。

　また「番長外伝」というフレーズや、「俺の宝にまた一品」というセリフからも本シリーズのスピンオフ作品であることが伺える。その時点で、シリーズのファンが注目することは自然なことだ。『押忍！ 番長3』で成功を掴んだ大都技研が、再び新基準機でヒット作を生み出せるかに期待は高まるが……。

「純増2枚のART特化型と言われていますが、このタイプはどのメーカーも出していますしね。『番長3の劣化版じゃないの？』『キャラ変えてG数上乗せになるだけじゃないかな』という意見も上がっています。仕上がりに期待していないユーザーは確実に存在しているみたいですね。

　政宗2もリリース予定ですし『出す必要があったのか？』と感じる方がいても不思議ではないですよね。5.9号機になる前に台数を確保したくて『番長の名前を使った台を無理にねじ込んだ』と思われても仕方がないかもしれません。しかしファンであれば、興味を惹かれるPVであることは間違いありませんよ。話題性は十分ですから、番長3とは一味違った面白さがあれば受け入れられるのではないでしょうか」（パチスロライター）

　確かに『押忍！ 番長3』は、新基準機を代表するヒット作だ。しかし仮に「番長の名前を使って無理にねじ込んだ台」であるならば、苦戦を強いられることは確実だろう。人気シリーズであっても”変化”や”進化”が感じられなければ、成功へ繋がることはないと言っても大袈裟ではない。

　果たして『盗忍！ 剛衛門』はユーザーの心を掴むことができるのか？ パチスロ界の先駆者と評される大都技研が「パチスロ界の歴史に……また1ページ」を刻めるかに注目だ。