旧規則機の「不正改造」警戒を。余暇進が令和3年2月度部会を開催

 業界の環境を整備し業法の制定を図る…をキャッチフレーズとする、一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)。

パチンコ・パチスロ産業21世紀会」に構成団体として参加する、その余暇進の主な事業内容には行政機関への政策提言活動の積極的展開を行うための事業、社会貢献活動の充実のために行う事業、パチンコ業界の社会的認知を得るための各種事業…などがある。

 具体的な活動内容としては毎月の理事会、実務担当研修会や講師を招いた特別講演会などがあり、2月9日には令和3年2月度部会を開催。2月24日には、その内容を公式HP上で公開した。

 緊急事態宣言下、初めての全面web方式(Zoom)での開催となった当部会では、株式会社遊技通信社相談役で遊情ネット事業担当の木房明博氏が「不正改造事案の最新状況に関して」との演題で、パチンコホールのセキュリティー全般に係る話を聴講。会員企業の株式会社サン・ラック、株式会社スリーストンの2社から、取扱製品等のプレゼンテーションもあった。

 木房氏は、旧規則機が長く設置稼働している状況で「複数の機種に対して製造メーカーから不正改造に対する警戒・再確認が求められている」とはじめに説明。これら遊技機における具体的な事例を防犯上の注意点を交えながら解説し、特に遊技機への不自然な傷やデータ異常を確認するように促した。

 また、コロナ禍におけるホールの各種感染症対策についてのエピソードも紹介。遊技客や従業員の視点を意識しながら「取り組みの徹底に努めてほしい」と呼びかけた。

 株式会社サンラックは、消臭剤専門メーカー「ハル・インダストリ」製のふき取り用除菌消臭スプレー「HALスプレー」のほか、ホール専用消臭装置「エアソフィアSD-01」など各製品の性能や導入事例等を紹介。昨年9月度の部会で紹介した業務用エアコンフィルター「AERO REBORN」が抗ヒトコロナウイルス性のエビデンスが取得されたとの報告も行った。

 株式会社スリーストンは、ホール業務の中で従業員の大きな負担となる遊技機の入替作業を軽減できるパチスロの入替作業器具「マジかスロット」(パチスロ専用台車)を紹介。複数の遊技機を同時に入れ替える際の面倒な手順を管理するための「入替ナビ」も紹介し、入替作業の負担軽減と効率化を提案した。

 各社のプレゼンテーションについては、我々ユーザーに直接関係はないものの、木房氏の講義は非常に興味深い。

 旧規則機は各種部品の故障時に正規部品の調達が困難であることから、結果的に不正改造へと繋がる事案が多い。旧規則機を設置稼働し続けるホールが問題視される中、我々ユーザーも今一度、認識しておくべきであろう。

【注目記事】

パチンコ業界を救う「最高コラボ」!?「厳しい局面」を迎えるにあたり「重要」だと思うこと

パチスロ新台『北斗の拳 宿命』間もなくホールへ! 進化を遂げた「バトルボーナス」が6号機に革命をもたらす!?【新台分析-パチスロ-編】

甘デジ「78%ループ」に1000発比率“40%”!「強力出玉」をそのまま移植した「シン・スペック」!!

関連記事

パチンコ・パチスロ最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

パチスロ

パチマックス

総合

編集部イチオシ記事
SNS