パチスロ「天馬伝説よ、再び!!」~3号機名機伝説『ペガサスEXA』編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.47】

 結果、あらゆるパチスロ機が非合法に連チャンへと改造された裏モノ全盛期の最中にあって本作も、「正攻法で勝負にならないとあらば…」と、多くが裏モノ連チャン機へと変貌を遂げたのである。

 在りし日の『ニューペガサス』を彷彿させる激しい連チャン性に、「これぞ、待ち望んでいたホンモノのペガサス」「やっぱペガサスは連チャンしてナンボだ」と、ファンは諸手を挙げて喜ぶのであった。

 残念ながら、裏モノ化してもなお一大ムーブメントを巻き起こすほどのヒットには至らなかったが、一部の層からは別の側面で注目と支持を集めた。

 それは、技術介入性の高さ。本作は、絵柄配列の特性上、順押しで適当にプレイしていると通常時の小役をボロボロ取りこぼす。

 そこで編み出されたのが、逆押しで効率的に小役を完全奪取する方法。A‐C機は基本的に小役補正機能が無いので、その効果は絶大だった。

 裏モノ化による激しい連チャン性と、技術介入性の高さ。本作を特徴づけるこれら2大要素は、のちの3-2号機『ペガサス412』にも受け継がれた。そしてパル工業は、後戻りのできない「連チャン機メーカー」への道を突き進むのであった。

(文=アニマルかつみ)

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