パチスロ「全知全能の神」の名を冠した『ミリオンゴッド』シリーズの異端児!?

フィールズ株式会社 公式チャンネルより

 ディ・ライトの6.5号機『BOOWY』が導入されたばかりですが、反響が気になるところです。『THE BLUE HEARTS』や『X JAPAN』、海外では『QUEEN』や『BON JOVI』等、過去にも有名バンドとのタイアップパチスロがリリースされております。

 しかし、バンド系のパチスロはどれをとってもお世辞にも成功したとは言い難いマシンばかり。そんな中BOOWYは、何かにつけて「GOD系、GOD系」といわれておりますが、そんなに似ているのでしょうか?

 それを確かめるべくマイホに向かったのですが、導入された1台のBOOWYは残念ながら遊技中。打つことはできませんでした…。

 そこで今回のレトロスロットは、最新機種の登場も待ち遠しいミリオンゴッドシリーズの『ミリオンゴッド‐神々の系譜‐ZEUS ver.』(2013年)です。

レジェンド機の異端児!?

 やや強引なこじ付けですが、衝撃的なデビューから一転して検定取消処分を受けるまでに至った4号機の初代『ミリオンゴッド』(2002年)。その約10年後に登場し、5号機期時代のARTファンを歓喜させた『ミリオンゴッド~神々の系譜~』。

 その翌年に、またまた大ヒット間違いなしといわれながらも思っていたような反響を得られなかったのが本機ゼウスといったところです。しかし、本当に何がそんなにユーザーの心を掴めなかったのでしょう。

「100G+1セット」というようなラッキーな展開もある

 系譜との大きな違いとは…それほど違いはないように思えます。となるとやはりスペックダウンという一点に尽きるのでしょうか。1G純増は系譜の約2.4枚から約2.2枚となり、出玉率もダウン。

「それ以前にゼウスって2.2枚ないだろ?」という声もよく聞こえてきましたが、その辺はハッキリしませんでしたね。他で目に見える変更点といえばシリーズ初のG数上乗せや、従来の1セット100Gに加え200GのARTが追加されたあたりでしょうか。

 ART中はG数上乗せとセットストックのダブル抽選なので、100G+1セットというようなラッキーな展開もある訳ですよ。この辺は外伝的シリーズである『アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐』にも受け継がれていますね。

 更にはART200Gが選択された場合。200Gが2連、3連しただけでもGOD揃いと同じくらいの破壊力がある訳ですから強力ですよね。モードによっては200Gがズルズルと続くことがあり、こうなると中々強烈でした。

 しかし、やはり全体的に見てGODらしさが弱いスペックという点が最大の難点だったのでしょうか。出玉率だけでなく体感的な爆発力もGODらしいとはいえなかった印象。まぁバジリスクと同じバズーカ筐体になったので、サウンドだけはド迫力でしたが。

次のGODが出るとすれば「スマスロ」なのでしょうか?

 ところで私も先日見てきたのですがスマスロ、ヤバそうですね。その時代を知る私のような年寄りからすると、それこそ4号機が戻ってきたような感覚です。

 次のGODが出るとすればおそらくスマスロということになるんでしょうかね。またヤリ過ぎちゃって再び規制が…なんてことにならなければ良いですが。

 良くも悪くも何かと世間を騒がせ続けた『ミリオンゴッド』シリーズ。早く新時代のGODを打ってみたいものです。

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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