パチスロ5号機『北斗の拳』ついに撤去へ……「爆裂伝説」を築き上げた名機の思い出
文＝喜多山
勝舞魂が16個も残っており、これだけあれば「AT継続は大丈夫だろう」と余裕をかましていた「神拳勝舞」でケンシロウさんが16連敗した時は、さすがに頭を抱えるしかありませんでした。
諭吉が7枚も吸い込まれた横で、友人が2万枚越えを達成して大はしゃぎだった事も良い思い出です。あの時の友人は、閉店時間でもまだ勝舞魂を90個以上残しており「時間さえあれば3万枚も十分狙えたのではないか? 」と今でも思っています。それだけ、本機の爆発力は半端じゃありませんでした。
読者の皆様の中にも、この『北斗転生』を打ち込んだ方はたくさんいると思いますし、人生で一番思い入れのある台』というパチスロファンも少なくないでしょう。
そんな、パチスロ5号機の隆盛を牽引したメガヒット機種「北斗転生」もリリースから6年が経過し、ついに認定期限切れ。去る4月7日(日)に一斉撤去となりました(※一部のホールはまだ残しているところもあるようですが)。
数々の爆裂伝説を築き上げた名機が、また一つホールから消えてしまいましたね。筆者は何度も煮え湯を飲まされた記憶しかありませんが、5号機以降に一時低迷したパチスロ人気が本機の登場と前後して再び大きく盛り上がっていったあの流れを体験した人間として、やはり5号機人気を牽引した名機の終焉は寂しいものです。