パチンコを「救う議員」の誕生か……業界の「未来」に与える影響とは

 

 今年の夏に開催される参議院選挙。その中で、パチンコ業界と関係性の深い人物が存在する。自民党より全国区比例代表で、出馬予定の前参議院議員の尾立源幸氏だ。

 同氏は「大衆娯楽である遊技産業を守ります」との発言が話題となった。「業界の未来に影響を与える存在」と期待されている。パチンコ業界関係者の注目は当然ながら高い。

 5月17日には、業界の有志で構成する「おだち源幸遊技産業後援会」と「全日本遊技産業政治連盟」が「前参議院議員 おだち源幸君を励ます集い」を開催。その詳細が業界専門誌「遊技通信」(遊技通信社)7月号で紹介されている。

 パーティー前の会見で尾立氏は「パチンコ業界を代表する議員がいない」とコメント。そのうえで「業界の代弁者として国政の場で発言する」と、決意を表明したようだ。

 当日は自民党の二階俊博幹事長、平沢勝栄衆議院議員、秋元司衆議院議員が応援に駆けつけ、尾立氏を激励したと報じられている。

 パチンコ業界にとって「当事者の声が確実に国政の場へ届けられる」ということが、非常に重要なことは明らかだ。「パチンコ業界の族議員になる」と宣言した尾立氏へ注目が集まることも当然だろう。

「今年に入り、自民党議員含む関係者らが『保通協の試験改善を求め意見書を提出した』というニュースが報じられました。これに対し『6号機の適合率は格段にアップする』という意見も上がりましたよね。

これまでパチンコ業界を、積極的に守ってくださるような政治家の方は少なかった。試験改善を求め意見書を提出してくれた件のように、我々のために行動してくれる議員さんへ注目が集まるのは当然ですよ。

今までは基本的には『上から言われたことに従うだけ』というレベルでしたが、議員さんが入ることで大きな変化が期待できます。社会貢献など、決してダークなイメージだけではないという点をアピールしてくれるだけでも大きなことです。いずれにせよ、尾立さんに期待している方は多いですよ」(業界関係者)

 日本最大のレジャー業界の未来は変わるのだろうか。「パチンコ業界の族議員になる」と宣言する尾立源幸氏の動向に注目したい。

 

 

 

 

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