パチスロ「最強ハイエナ機」の思い出……設定6を「一発確認」⁉

　思い起こせば、私が「ハイエナ」を始めたのは山佐の『キングパルサー』が初めてだったかもしれない。

　パチスロに出会った当初は、旧アルゼ（現ユニバーサルエンターテインメント）の『大花火』にドハマリしてしまい、リーチ目もよく知らずに打ち倒していた。

　後に悪友から「決まったゲーム数で当たる機種があるらしい」との情報を聞いてしまったのが発端だったのだ。

　そんなことを聞いてしまえば「そこだけ打てば勝てるじゃないか」と、誰もが考えつきそうなことに、頭の中が震えたのを覚えている。

　件の機種『キングパルサー』はリセットがオイシイらしい。開店前から並び、台を取る。数分後、目論見通りに「7」を揃えると、脳の震えは刺激へと変わっていく。

　4号機から5号機に移り変わっても、それは変わらなかった。反応を恐れずに言ってしまえば「ハイエナが楽しくて仕方ない」のだ。

　そんな私が「生涯最高」だったと思えるパチスロ機が存在する。それは『パチスロウルトラマンウォーズ-M78星雲の光-』だ。

　この5号機は、既に撤去対象となり全国のホールでは稼働していない。

　本機は純増約2.5枚の疑似ボーナスと純増約1.8枚のART「ギャラクシーウォーズ」を搭載した機種。STタイプのARTと疑似ボーナスをループさせて出玉を獲得していく。

　そして、実は業界初にして唯一無二のシステムが採用されていた。それは「約1/65536のプレミアフラグ」を引けば「強制的に設定6（と同一の性能）になる」というシステムだ。

　驚くべきことだが、このプレミアフラグを引いた場合は台枠がレインボーに輝く。それは設定変更するまで変わらずに輝き続ける。つまり、見ただけで「設定6」が分かってしまうのだ。