パチンコ業界「見えにくかった実態」を知れる!? 日遊協「遊技業界データブック2020」公開

 ホール、遊技機メーカー、販売商社、整備機器メーカー、景品卸、その他遊技業界関連企業が参加する、唯一の業界横断的組織「一般社団法人日本遊技関連事業協会」。その日遊協は9月18日、業界の様々な統計情報を集めた「遊技業界データブック2020」を公式HPで公開した。

 日遊協は、これまで行政や団体個々で集計されていた遊技業界のデータを体系的にまとめ上げ、正しい業界像を示すべく「遊技業界データブック2019」を制作した。

 2冊目となる同書は「解説編」と「データ編」の2部構成で、解説編は2019年の遊技業界の動向について「全般」「経済」「人的資源」という視点から分析し、解説を加えた内容だ。

 解説の執筆は、お茶の水女子大学教授でパチンコ・パチスロ産業依存対策有識者会議委員を務める坂元章氏、諏訪東京理科大学教授で日遊協理事の篠原菊紀氏、帝国データバンク、パックエックスといったそれぞれの分野の専門家が担当した。

 データ編については警察庁「風俗営業等の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について」、日本生産性本部「レジャー白書」、経済産業省「特定サービス産業動向統計調査」「社会生活基本調査」、帝国データバンク「パチンコホール経営業者の経営実態調査」、

 矢野経済研究所「パチンコ経営企業及びパチンコホール調査」、ダイコク電機「DK-SIS白書」、パチンコ・パチスロの新台中古の確認証紙発行枚数の推移、リカバリーサポート・ネットワークの依存問題電話相談件数推移などを掲載。国の機関からシンクタンク、業界団体の統計資料を網羅した。

 同書の「発行に寄せて」では、日遊協の西村拓郎会長が「2020年の出来事ではあるが、その影響の大きさを考慮し、新型コロナウイルス感染症関連の業界の動きもテーマとして加えた」ことを説明。

「業界関係の方々にはデータと解説を通して業界の2019年をつぶさに振り返っていただくため、また一般の方々にはなかなか見えにくかった業界の実態を知っていただくため、役立てていただければと考えている」とした。

 冒頭で述べた通り、同書は公式HPで公開されており、ダウンロードすれば誰でも読むことができる。いちファンとして、パチンコ・パチスロ産業への理解を深めておくのもよいだろう。

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