パチスロ「原点にして頂点」5号機最高傑作を振り返る! スペックよりも「俊逸なゲーム性」が好評だった名機とは…

 初のパチスロ6号機『HEY!鏡』がリリースされてから、まもなく3年が経過しようとしている。振り返ってみると「名機」と呼ばれるマシンは何だろうか。筆者の中では、2020年リリースの『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』がすぐに思い浮かぶ。

 朝一から狙う人も多く、設定2以上が入っていればそれなりに戦えるという印象の本機。個人的な感想だが、他の6号機に比べて「完走(2400枚)」もしやすい傾向にある。導入されてから1年半程経つが、だいたいの機種が廃れていくなか、現在もわりと稼働が良いということを考えれば、『絆2』はロングヒットと考えていいだろう。

 パチスロ歴が長い人からすれば、「名機」と言われると、4号機もしくは5号機を思い出すのではないだろうか。筆者は5号機初期の頃からパチスロを始め、ART全盛期と呼ばれる2009年くらいから本格的に打ち始めた。

 そんな筆者が思う「名機」のひとつが5号機の『新鬼武者』である。この時代からパチスロを打っていた人間なら、誰しもが聞いたことある大ヒット作だ。

 本機は、1セット約50G+αのART「蒼剣ラッシュ」とボーナスで出玉を伸ばすA+ART機。ARTは「ストック」「ゲーム数上乗せ」のほかに「継続率」も存在しており、最大継続率「89%」に突入したときの破壊力は当時最強クラス。純増は「約1.4枚」とやや低めだが、ARTだけでもそれなりの破壊力があり、波の荒さも当時トップクラスだった。

 一方、機械割は設定6でも「114.1%」と、決して優秀なスペックとは言い難い本機。実際に筆者も打ったことはあるが、基本ARTは伸びないし、「万枚」クラスの出玉も狙えなくはないが、やはり本機以降のマシンと比べると到達はかなり低かった。

 そんな『新鬼武者』を「名機」と呼んでいるのは、スペックというよりもゲーム性が非常に面白いから。ART中は、レア役などを引いた時にさまざまな演出が発生するのだが、その中でも「ガッチャ」と呼ばれるモンスターが激アツ。「白・青・緑・赤・紫」など小役に対応した色の「ガッチャ」が出現し、出てくる度にドキドキするのだ。ガッチャからの桜玉(三桁乗せが確定)が貯まった時の興奮は今でも覚えている。

 筆者は数千枚程度しか出したことはないが、ゲーム性だけでいえば、5号機の中でもTOP3に入るくらいの名機だった。初代以降、3機種がリリースされているが、評判はどれもイマイチ。今後の新作に期待したいところだ。
 

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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