甘デジ確率帯「100%ST×50%10R」で軽く“万撃”を狙う!

「100%ST×50%10R」で軽く“万撃”を狙う

万撃チャレンジ 第31回

「甘デジ」とは、大当り確率が高めであるパチンコ機の総称で、SANKYOの「初心者のイロハ」という用語解説のページでは「大当り確率が1/100以下のもの」がそう呼ばれていると記されているが、業界全体として統一された明確な定義はないとされている。

 ファンの一般的な理解も「甘デジ」といえば、おおむね1/99、1/89、1/77といった大当り確率のマシンであると認識しているだろう。ただ、最近では出玉性能の高い機種に人気が集まることもあり、大当り確率を1/100よりもう少し下げてさらに出力をアップさせるような台も頻繁に見られるようになった。

 最近、そのトレンドが活発化されているようで『Pストライクウィッチーズ2 129ver.』『Pデビルマン~疾風迅雷~129ver.』『P10カウントチャージ絶狼 神撃135Ver.』と1/130前後の大当り確率の甘デジが連続してリリースを発表している。

「Lightバージョン」と呼ばれたりもするこの確率帯の機種は、大ヒットマシンの甘デジバージョンとなる『P大工の源さん超韋駄天LIGHT』採用しているが、同じようなスマッシュヒットを飾った機種『Pとある魔術の禁書目録』においても甘デジバージョンでは大当り確率を1/129.7に設定した兄弟機を展開している。

「超ヒットマシンの甘デジ強化タイプで必勝を期待!

 前置きが非常に長くなったが、今回の万撃チャレンジはこの『Pとある魔術の禁書目録 Light PREMIUM ver.』での挑戦となる。トータル継続率約70%で大当りの半分が1000発出玉と連チャン性は申し分ないが、特に注目なのはST突入率が100%あることだ。

 当れば連チャンのチャンス。平均3連チャンくらいで約1800発の出玉を1回のRUSHで獲得できるとみると、計算通りいけば5回で9000発。1回でもツケば余裕で万撃ということになる。

 しかし、理論は一方通行である。1回目の初当りを31回転という早さでモノにしたもののST30回+時短70回の電サポモードを華麗にスルー。続く2回目も156回とそこそこ手こずったうえにUSH当りがわずか1回という体たらく。

 その後も3連、2連と100回転の電サポモードで思うように連チャンをさせられない。

 ここまで345冊、1345冊、2000冊、625冊と4回の初当りで4000発ちょっと。1回のRUSHで約1000発とチャレンジ成功の可能性がかなり薄れてきた。そして、運命の5回目…。

 これまでで最高の連チャンを達成したものの、それでもがんばって6連チャンがやっと。あえなく万撃チャレンジは失敗に終わったのである。

 それにしても終始10ラウンドが引けない展開で、STの即連してもほとんどが300発。トータルで6回引き当てたうち、1000発出玉がわずかに1回。右打ち中の大当り全部を足してもたった3回とは泣ける引き。

 安定性は抜群でやる気の台に遭遇すれば高確率で結果を出せる機種だが、短期決戦にはあまり向いていなさそうである。隣の兄ちゃんは盛大に連チャンさせて一撃5000発に迫るほどの勢いだったのになぁ。

大森町男

羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

Twitter:@machioooo777

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