パチスロ「1枚掛け専用機」や「10000枚続出」の上乗せモンスターなど…インパクト強烈な名作をご紹介!!

 ついに引退を迎えてしまったパチスロ5号機。これまで数多くの機種が登場し、私たちに夢と希望を提供し続けてきたわけですが…。その中から個人的に印象深いマシンをご紹介させていただきます。

 好みが偏ったチョイスとなっておりますが、皆さんが5号機時代を懐古できれば幸いです。

【世にも珍しい「1枚がけ」専用機】

 今ではメダルを3枚入れなければ遊べないマシンが当たり前となっておりますが、かつて5号機には「2枚掛け・3枚掛け」が不可能な特異なゲーム性の機種が存在していました。

 それこそが世にも珍しい「1枚がけ」専用パチスロ機『せみ』です。

 友人から「1枚掛けで遊べる台があるらしいぞ」と聞いた際は、にわかに信じられませんでした。1枚掛けといえば、『ジャグラー』のボーナスを揃える時くらいしか活用しません。それをメインのゲーム性とするなど考えられないでしょう。

 しかし、よくよく調べてみると本当に存在していることが判明。『せみ』という名前のインパクトも相まって、とてつもない興味が湧き上がってきたのです。

 本機はボーナスのみで出玉を増やすノーマルタイプで、ボーナスの合算確率は「1/212(設定1)~1/141(設定6)」と非常に軽いのが特徴。最大獲得枚数は「410枚」とボリューム感も十分なスペックでした。

 遊技して最初に感じたのはコイン持ちの良さ。1枚掛けですから、1000円で100回転以上は余裕で回せていたと思います。ボーナス当選時はセミの鳴き声が響き渡り、同時に「アタリ!ランプ」が点灯。何とも言えないシュールな演出に、思わず笑ってしまったのを思い出します。

 ちなみにこの台は、ボーナスの殆どが「V・V・1R」揃い。獲得枚数は10枚程度という驚くべき仕様でした。たまに訪れる110枚獲得の「V・V・11R」揃いを引いて、ようやく「ちょっと増えたかな」と感じるレベルです。

 また、冒頭で述べた410枚の「V・V・41R」揃いのボーナスは、出現率が全設定共通で「1/5000オーバー」。1日打ち切って1~2回拝めるかどうかというプレミアフラグのため、私は一度も引けることなく終わりました。

 遊技した感想は「出玉が穏やかすぎる」というもの。長く遊びたい人は楽しめるかもしれませんが、メリハリがなさ過ぎて私には合わなかったというのが本音です。色々な意味で衝撃を受けたマシンでした。

【万枚プレイヤー続出の上乗せモンスター】

 次にご紹介するパチスロ5号機は『戦国BASARA2』です。原作のゲームも面白かったですが、それ以上に私を熱く滾らせたのが本機となります。

 今から10年以上前、パチスロ分野では『押忍!番長2』や『ミリオンゴッド-神々の系譜-』といった爆裂機がホールを盛り上げておりました。そんな怪物たちに負けず劣らずの爆発力を武器に、一部ファンから絶大な支持を得ていたのが『戦国BASARA2』です。

 本機はボーナスと1セット50G+α、1G純増約1.5枚のART「BASARA FEVER」を軸に出玉を獲得するゲーム性。打ち手を歓喜へと導く「チェリーコンボシステム」が搭載されております。

 本システムはバサラ目・強バサラ目と呼ばれる役を引いた際に発動し、チェリーが連続(最大5G継続)して出現。通常時であればARTの突入抽選、ART中はゲーム数の上乗せ抽選を行うため、如何にチェリーコンボを引けるかが重要となります。

 ARTに関しては3人の武将を任意で選択可能。「伊達政宗」は上乗せ率が高くゲーム数は控えめ。「真田幸村」は上乗せ率とゲーム数のどちらも平均的なバランス型。「前田慶次」は上乗せ率が低いですが、乗せた際のゲーム数が大きいという特性があるのです。

 3武将の中でも、特に爆発力があったのは「前田慶次」。大量上乗せで波に乗せてしまえば、もはや手が付けられないほど大暴れしてくれます。そこに至るまでのハードルは高いですが、一撃の夢を追って慶次でプレイするユーザーは多かった印象です。

 もちろん私もARTは慶次一択。一撃万枚クラスの出玉報告が続出していましたから、「後に続け」と気合を入れて遊技していたのを思い出します。残念ながら万枚は達成できませんでしたが、流れが上手く噛み合った際の「やってやった感」は5号機トップクラスと言っても大袈裟ではないでしょう。

『戦国BASARA2』のような最高に熱くなれるマシンが、6号機でも登場してほしいものです。

(文=堀川茂吉)

<著者プロフィール>
 オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。

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