これこそ「パチスロが紡いだ縁」。まだ知らぬ新たな出会いを楽しみに…【濱マモルののほほんコラムVol.190～八王子狂宴～】

濱マモルののほほんコラムVol.190～八王子での狂宴～

　数年ぶりに八王子駅で下車した。3月5日に開催されたHACHIOI ROCK DREAM、略してHACHIDORIを観に行くためだ。

　HACHIDORIは、端的に言えばサーキット型フェス。八王子駅近郊にある各ライブハウスやスタジオなどで様々なアーティストがパフォーマンスを繰り広げ、それに大先輩・ガル憎先生が率いるバンド・ギチも出演された。

　当日、午前中は用事があったために、昼から出陣。開始から現地にいた後輩ライターの清水いちか嬢とその友人、某パチスロメーカーのスタッフと合流すると、挨拶もそこそこに、さっそく酒を酌み交わした。バーミヤンで。

　まず最初に観たのは「THE CHERRY COKE$(ザ・チェリーコークス)」だった。どういったジャンルに分類されるのかは正直、分からないが、民族楽器を取り入れたやや哀愁あるアップテンポな楽曲は酒との相性が抜群で、八王子駅到着からわずか1時間、すっかり上機嫌になったところでスマホがブルっと震えた。

　見ると、タカハシのギタリスト・ザモさんからのLINE。偶然、ザモさんもHACHIDORIに参加していたらしく、「ライブハウスの前のコンビニ前にいます」とのことで、演奏終了後に合流した。

　乾杯は、宝焼酎の緑茶割りロング缶だ。既にゴキゲンなザモさんとあれこれ盛り上がっていると、はす向かいのお店の前に知った顔たちを発見。それらはアタシが昔から大好きな変態系ロックバンドのギタリストとダンサー＆コーラスの2人であり、久しぶりの再会にテンションがアガりまくった次第だ。

　その後、ギチが出演する会場へ移動すると、そこでも知人と邂逅。ライブは言うまでもなく最高であり、さらに酔いを深めてコンビニ前に戻った刹那、今度は先述したTHE CHERRY COKE$のベーシスト・LFさんとタイミングよくお会いした。

　ここに、機材の撤収及び着替えを終えたギチのメンバーが登場。そのまま、こちらも先述した変態系ロックバンドのライブを堪能し、後はどこでどうなったのか、非常に記憶が曖昧で、粗相をしていないことを願うのみである。

これこそパチスロが紡いだ縁。まだ知らぬ新たな出会いを…。

　まぁこんなことをつらつら綴ると、ただ顔が広いだけの飲んだくれおじさんだろうと読者さまは思うだろうし、それはそうかもしれないが、アタシが声を大にして言いたいのは、ここで名を出した全ての方々が、御多分に漏れずパチスロで繋がったという素晴らしい事実である。

　元来、パチンコ・パチスロは台と自分、或いは台の状態や設定を調整するホールと自分との戦いであり、昨今は徒党を組んでホールへ訪れる人々もいるが、基本的には個人戦。そんな茶室のような小さな疑似空間に魅せられてのめり込んだのに、気付けばいろいろな縁が生まれているから不思議なものである。

　これこそパチスロが紡いだ縁。まだ知らぬ新たな出会いを楽しみに、これからもパチンコ・パチスロを打ち続けたいと思う。先週は8万円負けたけど…。