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ホールで遭遇した「台破壊」のエピソード【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第68話:ゴールド&ゴールド2002】

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第68話 ゴールド&ゴールド2002

 長いことパチンコ&パチスロを打っていると、ホールで実機を破壊したハタ迷惑なプレイヤーの話を耳にすることがあります。

 たとえば、2016年の7月に埼玉県の某ホールで大立ち回りを演じた無職男性(通称・ハンマーおじさん)は、パチンコで負けたことに腹を立てて、同店に設置されていた『CR牙狼 魔戒ノ花』約30台のガラス等を片っ端から溶接用のカストリハンマーで破壊して回ったそうな。

 当時、この事件は一部始終がネット上で拡散されたため、動画をご覧になったことはなくても、話を聞いたことがある人は多いでしょう。

 破壊総額は1台の値段を約50万円と仮定しておよそ1500万円。いかに頭に血が上って冷静な判断力を失っていたとしても、後始末の大変さを考えたなら、普通は一時的な衝動で起こせる行動ではありません。

 てゆーか、どれだけ負けたのか知らないけれど、同店で遊技したのはハンマーおじさん自身の選択だし、破壊衝動にかられるほど負けたのも全てハンマーおじさんの自己責任。はっきり言って、ホール側や他の一般客にとっては大迷惑なプレイヤーであり、自分の行動に責任を持てない人にパチンコ&パチスロを打つ資格はないとさえ私は思いました。

 というわけで、今回はデータ取りの最中に遭遇した、台破壊のエピソードを紹介します。

 以下、本編。

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 時は平成14年(2002年)の10月。老舗メーカーのオリンピアさんより、かつてない斬新かつ激アツのゲーム性を搭載したストック機『ゴールド&ゴールド2002』がリリースされました。

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オリンピアのストック機『ゴールド&ゴールド2002』。通常時にフラグ成立したREGはマシン内部に全て貯留され、特定条件を満たすことで随時放出していく。ビッグは数ゲームの潜伏(演出用RT)を経ただけで放出されるため、実質的なストックの対象はREGのみである。(写真は「パチスロ大図鑑2001~2007/ガイドワークス刊」より)

 本機で大量出玉獲得の鍵を握るのはREGの「1G連」です。REGの放出は他のストック機と同じく「ゲーム数テーブル」で管理されており、内部抽選された規定ゲーム数に到達すれば確定告知が発生する…わけですが、面白いのはここから。ボーナスゲーム中には払い出しの異なる2種類のJACがあり、最終ゲームで15枚JACが揃えば次回STゲーム数抽選で必ず「0G」が選択されて1G連が発生し、押し順当てに失敗すると6枚JACが入賞して通常状態に戻るんです。

 また、押し順当てに成功した場合は「ナビ回数」の獲得抽選も行われ、ビッグ後の高確中に引いたREGの方がナビ回数が優遇される特典もありました。さらに、一旦はナビ回数が枯渇したとしても、当該REGで再び3択を当てれば再びナビ抽選が行われるため、上手くいけば一撃数千枚の大爆発に発展することもめずらしくなかったんです。

 当時はまだ爆裂AT機の『獣王』や『コンチ4X』などがブイブイ言わせていた頃で、これらの機種が「1Gあたり純増10枚」を謳っていた中にあって、REGが1G連するゲーム性のアイデアで社長賞を受賞した広報のMさんは「ゴールド&ゴールドは1Gの純増が124枚だ」と豪語されてましたが、確かに素晴らしいアイデアだと感心したことを覚えています。

 まぁ、翌2003年にはバトルボーナス(10GのAT+JAC)を搭載した初代『パチスロ北斗の拳』が登場したことにより、REGの連打で出玉を増やすゲーム性を最初に実現したゴールド&ゴールド2002の功績は忘れられてしまうのですが、時代の先駆者としての意義は非常に大きかったと私は思います。

お行儀の良くない男性客が紛れていたのが…

 さて、ここからはデータ取り当日の話です。この日、自分たちガイドのスタッフがデータ取りに向かったのは東戸塚のホールでした。実戦人は担当ライターのカッパ君、リトルさん、破壊王橋本(現・濱マモル)、担当編集の沼野兄やん、それに飛び入り参加した私・広石の計5人。

 新台なのに客付きがイマイチなのを不思議に思いつつ、右端から5人で並んで台を確保したところ、直後に店内アナウンスで「本日、ゴールド&ゴールドのシマは全台設定5でお客様をお迎えしています」と告知されました。当然、次の瞬間に全台が埋まったんですけどね。その中にお行儀の良くない男性客が紛れていたのが不幸の始まりでした。

 シマの左端に着席したこの男性客が、これでもかとばかりに台をドツきまくる。出ないと騒いでは台をドスン! 告知後にバケが揃ってドカン(本機ではビッグよりバケの方が嬉しいということを最初は知らなかったみたいです)、最終ゲームの3択に失敗して思い切りドゴン…って、さすがにやり過ぎなんじゃね?

 いやね、確かに3択を外しつづけるとイライラするし、設定5とアナウンスされた台で負けるのも悔しいことだと思います。だけど、はっきり言ってハタ迷惑です。どうしてこんな暴挙がまかり通るのか? なぜ店員さんはこの男性を注意しないのか?

 そして、午後7時過ぎ。シマ中に「バキッ!」という暴力的な音が響きました。驚いて音のした方向に目をやると、例の男性がドル箱のカドで思いきりリール窓をぶん殴ったらしく、中央パネルが割れて台にエラー表示が出ていました。

 慌てた店員さんが数人がかりで男性を拘束しましたが、シマの管理システムに何か不具合でも起きたのか、不意に「ゴールド&ゴールドのシマは本日の営業を終了します」というアナウンスが流れました。そんなんアリかい! 

 結局のところ、自分たちのデータ取りもこれで終了しました。おそらく、全台設定5という店側の発表に嘘はなかったと思います。破天荒な内部システムゆえに出る・出ないは運の要素に大きく左右されるけど、私の台は3択成功時のナビ獲得率が非常に優秀で、シマを封鎖されるまで約5千枚も出ていたんですから。

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当日の実戦データ。(写真は「パチスロ必勝ガイド2023年10月号」の回胴絶景より)

 もちろん、このお行儀の悪い男性客も、冒頭で述べたハンマーおじさんも、店員さんに連行された後にどうなったか私は知りません。だけど、おそらくは相応のペナルティを課せられただろうと思います。なので、台をドツく打ち手に言いたい。注意1秒怪我一生。一時の感情に任せて暴走すると、取り返しのつかないことになるので要注意ですよ。

ドラゴン広石

ドラゴン広石

ドラゴン広石(昭和38年12月生まれ)
平成7年に白夜書房「パチンコ必勝ガイド」編集部の門を叩き、パチスロの知識と経験、目押し力を買われて「パチスロ必勝ガイド」のライターに採用された。リアルタイムで「パチスロ0号機」を遊技した経験を持つ、唯一のパチスロライターである。令和4年現在でライター歴は27年。代表作に「枠上人生」、「浮草家計簿」(連載中)、「回胴絶景」(連載中)など。1日の最大勝ち額~プラス41万3千円(クラブロデオT)、1日の最大負け額~マイナス12万9千円(初代・北斗の拳)。

Twitter:@dragon_hiroishi

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