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競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果

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小林勝太騎手
小林勝太騎手

2年目の若手が北海道で確かな爪痕

「昨年は(リーディングを)逃してしまったので、今年は取れてホッとしています」

 14日に終了した今年の函館開催は13勝を挙げた横山武史騎手が開催リーディングをゲット。2位に12勝の佐々木大輔騎手、3位は同じく12勝ながら2着回数の差で武豊騎手という接戦をモノにして、2年ぶりの函館リーディングに輝いている。

 そんな函館開催で確かな爪痕を残したのが、2年目の小林勝太騎手だ。

 デビュー2年目といえば、昨年新人王に輝いた田口貫太騎手が約2か月にわたるフランスでの武者修行が話題を集めたばかり。他にも小林美駒騎手や河原田菜々騎手といった女性騎手が注目を集めている。デビューイヤー12勝とまずまずのスタートを切った小林勝騎手だが、その他の1人という認識のファンも少なくないだろう。

 だが、小林勝騎手の今年19勝は田口騎手に次ぐ、同期で2位の成績。特に今夏の函館開催では勝ち星こそ5勝に留まったが、2着9回と充実したシーズンを過ごした。9回の2着の中には10番人気や11番人気といった人気薄の馬もおり、穴党の競馬ファンからの支持もじわじわと高まっている印象だ。

「ここまで田口騎手の陰に隠れる形になっている小林勝騎手ですが、競馬学校の模擬レースでは9戦4勝という圧倒的な成績でアイルランド特別大使賞を受賞するなど、その実力は確か。人当たりの良い好青年といった印象で、所属先の小野次郎厩舎でも皐月賞(G1)で2着したコスモキュランダの日本ダービー(G1)の追い切りを任されるなど、日々着実に信頼感を高めています」(競馬記者)

 まだ騎乗馬の質が伴っていない分、リーディング上位に顔を出すのは少し先になりそうだが、競馬ファンからすれば「それだけ金になる」ということ。狙いはダートで、先述した函館開催でもダートでの活躍が目立っている。

 函館開催は終わったが、そのまま北海道に滞在して札幌に参戦している小林勝騎手。開幕週となった先週でも2勝を挙げる好スタートを切ったが、やはり2鞍ともダートだった。

加藤士津八厩舎とのコンビはトップジョッキー並み

「所属の小野厩舎の馬にも多く乗っていますが、馬券的な狙いは加藤士津八厩舎の馬に騎乗した時ですね。同期1番乗りになった初勝利も、キャリア初の1番人気も加藤厩舎の馬で、初勝利を上げた際は加藤調教師も『上手くなる』と太鼓判を押すなど評価は上々。特に今年は19回(21日終了現在)騎乗して連対率31.6%とトップジョッキー並みの結果を残しています」(同)

 2012年にはジョッキーベイビーズで優勝するなど、早くから頭角を現していた小林勝騎手。まだ特別目立っているわけではないが、今のうちに名前を覚えておいた方が良い若手の1人かもしれない。

GJ 編集部

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