【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結

21日、有馬記念前日の京都競馬場では阪神C(G2、芝1400m)が開催される。
今回で第19回と歴史は古くないが、1400mということもあって1年を戦い抜いてきたマイラーとスプリンターが激突。G1級のメンバーが集う「スーパーG2」の1つとして、毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられている。
今年は大混戦が予想されるが、まずはソーダズリング(牝4歳、栗東・音無秀孝厩舎)の名を挙げたい。
毎年G1級のメンバーが集う阪神Cで重賞1勝馬のソーダズリングは、実績面で劣っていると言わざるを得ない。それも前走の高松宮記念(G1)は14着に大敗。今回は右前蹄の痛みによる休養からの復帰戦と条件は厳しい。
だが、その唯一の重賞勝利が今年2月の京都牝馬S(G3)。今回人気を集めるであろうナムラクレアやママコチャといった強豪を破っていることは、この馬にとって大きなアドバンテージになるはずだ。兄弟にマジックキャッスルやソーヴァリアントといった重賞馬が名を連ねる良血馬だけに、ここをもし勝てば来年が楽しみになる逸材。当時の鞍上は武豊騎手だったが、今回は鮫島克駿騎手が騎乗する。
借りを返したいナムラクレア(牝5歳、栗東・長谷川浩大厩舎)やママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、生粋のスプリンターだ。
ナムラクレアがG1勝ちこそないが重賞4勝、ママコチャが昨年のスプリンターズS(G1)の覇者と実績面ではメンバー上位の存在。さらに前走のスプリンターズSで4着、3着と戦績も高いレベルで安定している。
今回のポイントは、やはり1400mという200m長い距離に尽きるだろう。特にママコチャは昨年、このレースで1番人気に支持されながらも5着と不安は小さくない。
一方、1400mを得意にしているのがウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎)とダノンマッキンリー(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。
昨年のこのレースの勝ち馬でもあるウインマーベルだが、今年も1200mの高松宮記念やスプリンターズSで敗れながら阪急杯(G3)、京王杯スプリングC(G2)と1400mの重賞を2つ勝利。まさに現役屈指の1400mのスペシャリストであり、今回はG1敗戦の借りをまとめて返すチャンスと言えるだろう。
ダノンマッキンリーは、今春のファルコンS(G3)で重賞初制覇。さらに今秋のスワンS(G2)で1400m重賞2勝目を挙げ、新たなスペシャリストとなっている。マイル戦のNHKマイルC(G1)で13着、1200mのキーンランドC(G3)で7着と、この条件がベストなのは明らか。メンバーは強いが、ここで真価を示しておきたい。
他にも高松宮記念の覇者マッドクール、一昨年のマイルCSの覇者セリフォスは復活が待たれるG1馬。ウイングレイテスト、オフトレイル、レイベリングといった辺りは1400mなら重賞級の実力馬だ。
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