パチスロライター「濱マモル」起死回生を狙った勝負の結末は?【濱マモルの のほほんコラム~第六感~】

「今日は負けそうだ」。ホールに足を踏みいれた瞬間、こんな危険サインが頭をよぎることがある。

 この日もそうだった。抽選ボタンを押して破り捨てたいほどのクソ番号が出てきたからではない。それによって前日に絞り込んだ本命台を取れなかったからでもない。もちろん二の矢、三の矢を用意しており、むしろ盤石の態勢。それなのに、不吉な予感がぬぐえないでいたのだ。

 いきなり白状すると、アタシは超常現象マニアだ。小学校時代に心霊写真を見たことで興味を持ち、パチスロにどっぷりハマるまでは『ムー』を愛読。心霊体験、UFO目撃などは数知れず、何なら幽霊よりも生身の人間の方が怖いと思っているクチであり…って何を話しているか自分でも分からなくなってきたが、とにかくそんなアタシだけに、こういった直感は信じるようにしているのである。

 経験則というのもある。この手のサインを察知した日は、ほぼ100%負け。だからといって踵を返せる精神力ならばパチスロライターなんていうヤクザな稼業に成り下がっていないわけであり、要するにせっかくホールへ出向いたのだから1Gでもレバーを叩きたい。あわよくば華をチカらせまくりたいのである。

 朝イチ、まずは『プレミアムハナハナ』の対抗台に着席した。特定日を含めて、ここ10日間ばかり高設定が投入されている気配はない。累計出玉もかなりのマイナスだし、そろそろ上げられるだろうとそこそこの自信はあったのだが、2千円を使って個人的に重視するベルはゼロ。そんなことは稀にあるとはいえ、300Gノーボーナスでベル出現率が驚愕の18分の1とくれば、席を立ちたくなるのも当然であろう。まるで当たる気がしないんだもの。

 「やはり今日は負けか…」。そう思った瞬間に帰ればよいものの、人間とは欲深い動物。開店からわずか30分足らずしか経過していないし、せめて1万円ほどの投資だけは回収したい。ツインドラゴンハナハナ、バーサス、クランキーセレブレーションと打ち続けた末、気が付けば羽根モノのトキオスペシャルでお茶を濁していた。

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